関東・中部・東北周辺の滝巡り案内

滝はなぜか神秘的だ!滝のある空間で五感をすませば色々なことが 楽しめ、ほっとした気持ちになる。 関東・東海・中部・東北周辺の巡った滝を中心に、滝の見どころや訪れた時の感想、アクセス方法などを案内しています。

熊越の滝の見どころ、アクセス方法や駐車場は?森林の中を静かに流れ落ちる美しい滝

熊越の滝

北海道目梨郡羅臼町湯ノ沢にある熊越の滝の見どころ・アクセス方法や駐車場、実際に行って見てきた感想などをまとめてみました。

熊越の滝は羅臼川の支流翔雲川にかかる滝で、落差約15m、幅は目算で7mほどの直瀑です。

羅臼八景の一つに数えられていて、落差が15mにもかかわらず、水量が多く迫力満点です。

国道334号知床峠羅臼を目指す途中にあり、国道脇から遊歩道が整備され徒歩で20分ほどで、比較的容易に行くことができます。

この記事では、熊越の滝の見どころ、アクセス方法や駐車場、熊越の滝への行き方や見てきた感想、周辺観光についても紹介しています。

熊越の滝へのアクセス方法・行き方

熊越の滝へのアクセス方法を紹介します。

熊越の滝の所在地:北海道目梨郡羅臼町湯ノ沢

<車の場合>

中標津空港から国道335号経由経で66km、1時間20分

<電車・バスの場合>

JR根室本線釧路駅下車、阿寒バス羅臼行で、3時間35分、終点下車タクシーで約5分。

・問い合わせ

知床羅臼町観光協会、TEL 0153-87-3360

熊越の滝の駐車場は?

道路の脇に駐車スペースあり(3台程度)。

無料の露天風呂熊の湯の駐車場に停めて行く方法もあります(10台、無料)。

駐車場から熊越の滝入口までは徒歩約20分。

熊越の滝にはトイレがありません。

トイレは、露天風呂熊の湯の゙トイレを利用することができます。

熊越の滝の見どころ

知床峠の近くの野生のシカ

知床峠の近くの野生のシカ)

熊越の滝は羅臼川の支流翔雲川にかかる滝で、落差15m、幅7mの直瀑です。

世界遺産知床にある滝は、最近自然保護や安全の観点からカムイワッカ湯の滝のように、ガイド同行でないと行くことができない滝もできてきました。

でも、熊越の滝は現在のところガイド無しで自由に行くことができます。

落差は15mほどですが、水量が豊富なので見ごたえのある滝です。

また、国道334号の脇から続く400mの遊歩道は自然が豊かで、木々や野草が癒やしの空間を作ってくれます。

滝の名前に「熊」がついているように、ヒグマが出没するエリアでもあるので、注意が必要です。

滝の名前の由来については、熊越の滝の近くにある看板にこんな説明があります。

以下引用

昔、ある猟師が熊の親子を歯とめようとして、この滝の前まで追ってきた。

すると母熊はせめて子熊だけでも逃がそうとして、滝を越えさせようと下からおし上げた。

その姿を見て母子の愛に感動した猟師はうつのをやめました。

それ以来、羅臼の熊は人を襲わなくなったという話があります。

引用終わり

この逸話は美談にしておいて、ヒグマには注意を怠らないようにしましょう

熊越えの滝に近づくと滝展望台があり、そこから熊越えの滝を展望できますが木々が生い茂り見えが良くありません。

「う~ん、残念」と引き返すことはありません。

さらに進み滝の下の方に降りることができ、熊越の滝の全貌を見ることができます。

知床峠から熊越の滝までは、13km、車で20分程度で行けますので、知床に行った時には他の滝同様に是非立ち寄りたい滝の一つです

熊越の滝への行き方と実際見てきた感想を紹介

この記事は、前回書いた
takimeguri.hatenadiary.com

の続編に当たるものです。

フレペの滝を訪れた後は、羅臼岳を目の前に展望できる知床峠を目指し、雄大な景色を満喫した後、熊越の滝に向かいました。

知床峠から国道334号羅臼方面に20分位走ると崖崩れを防止する覆道があり、その直ぐ手間、左側が熊越の滝の遊歩道の入口です。

熊越の滝の看板があったので、すぐ分かりました。

もし、羅臼側から来る場合は、覆道を抜けてすぐですので見逃がさないように注意ください。

熊越の滝の入口付近と道を挟んで反対側には、車が2〜3台位停められる駐車スペースがあり車は無事停めることができました

早速、熊越の滝へ向かいます。

遊歩道は最初、木製の階段を少し降りるところからはじまります。

熊笹の中を抜けるように木々の間を遊歩道が続き、少し低いところを国道に並行して進んで行きました。

熊越の滝まであと0.2kmの看板

(熊越の滝まであと0.2kmの看板)

やがて、中間地点に着き「熊越の滝まで0.2km」の看板が見えてきました。

右に進むと滝の展望台へ行き、左へ進むと滝の下に行けるようです。

先ずは展望台へ進みます。

もう一息です。

小さな沢を渡り登って行くと、展望台に到着です。

展望台からの熊越の滝

(展望台からの熊越の滝)

ここからは、熊越の滝を横から見下ろすように展望できますが、残念ながら木々の枝が邪魔をしてよく見えません。

先ほどの分岐点まで戻り左側に進むと、木製の階段があり滝の下へ降りることができました。

熊越の滝

(熊越の滝)

目の前には、鬱蒼とした木々の間を大量の水が流れ落ちる熊越の滝が見えました。

落差15mの滝ですが、豪快な流れで大迫力を感じます。

熊越の滝の名前の由来の看板

(熊越の滝の名前の由来の看板)

近くには、滝の名前の由来となった逸話の看板も立っていました。

名前の通り熊が出そうな森の中を流れ落ちる直瀑の美しい滝です。

川の流れがあり、滝つぼまでは近づくことはできませんがかなりの至近距離で正面から見ることができます。

滝の流れを鑑賞しながら、昔、逸話のことがあったのだろうなと想いを巡らせました。

熊越の滝のズームアップ

(熊越の滝のズームアップ)

また、大自然の中を流れ落ちる熊越の滝をできるだけ違う角度で写真を撮ったり、ズームを効かせて撮ったりしてカメラに収めました。

この素晴らしい熊越の滝の流れを十分に鑑賞して、すぐ近くにある無料の露天風呂「熊の湯」へと足を向けました。

この滝も知床に行ったときには、ぜひ立ち寄ってみることをおすすめします。

・滝の落差:15m

・滝の形状:直瀑

熊越の滝の周辺観光

熊の滝へ行ったついでに寄ってみたい周辺観光を紹介します。

知床峠

知床峠

知床峠斜里町ウトロと羅臼町を結ぶ国道334号の峠で、知床八景の一つにも選ばれています。
全長27kmの曲がりくねった峠で、標高:738mのビューポイントです。

正面に羅臼岳、眼下には深緑の森が広がり、天気が良ければ遠く根室海峡とそこに浮かぶ国後島を望む大パノラマが広がります。

冬は道内の国道で唯一通行止めになることがあります。

・露天風呂熊の湯

露天風呂熊の湯

(露天風呂熊の湯)

熊の湯は熊越の滝のすぐ近く羅臼川のほとりにある温泉です。

この温泉は、原生林に囲まれた露天風呂で正に秘湯、開放感満点と言えます。

もともとは、地元の漁師たちが日々の疲れを癒やす場所でしたが、現在は全国から秘湯ファンが集まる人気スポットになっています。

管理は地元の有志によって行なわれており、貴重な秘湯を利用する際は「熊の湯入浴十ヵ条」を守って下さい。

■所在地

〒086-1822
北海道目梨郡羅臼町湯ノ沢

■営業時間

24時間(朝3〜7時の間に清掃している場合があります。清掃が終ってから利用願います。)

■お問わせ

羅臼町役場産業創生課、TEL 0153-87-2126

熊越の滝の見どころ、アクセス方法や駐車場は?森林の中を静かに流れ落ちる美しい滝のまとめ

北海道目梨郡羅臼町湯ノ沢にある熊越の滝の見どころ、アクセス方法や駐車場についてまとめました。

熊越の滝は羅臼川の支流である翔雲川にかかる滝で、落差15m、幅7mの直瀑です。

羅臼八景の一つで、落差が15mにもかかわらず、水量が多く迫力満点なので感動します。

国道334号知床峠羅臼を目指す途中にあり、国道脇から400mの遊歩道が整備され徒歩で20分ほどで、比較的容易に行くことができます。

遊歩道は木々や野草が豊富で癒やしの空間を作っています。

車で行く場合は、中標津空港から国道335号経由で66km、1時間20分。

駐車場はありませんが、国道334号の脇に2〜3台が停められる駐車スペースがあります。

周辺観光としては、知床峠、露天風呂熊の湯知などがおすすめ。