関東・中部・東北周辺の滝巡り案内

滝はなぜか神秘的だ!滝のある空間で五感をすませば色々なことが 楽しめ、ほっとした気持ちになる。 関東・東海・中部・東北周辺の巡った滝を中心に、滝の見どころや訪れた時の感想、アクセス方法などを案内しています。

白糸の滝(静岡)の見どころ、アクセス方法や駐車場は?何万本もの絹糸が落ちるような名瀑

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静岡音県富士宮市にある白糸の滝の見どころ・アクセス方法や駐車場、実際に見てきた感想をまとめてみました。

白糸の滝は、音止滝と隣合わせにあり、白糸の滝行く途中に音止のありますので両方の滝をセットで見ることができます。

どちらのも日本の滝百選に選ばれていますので、得した気分で二つの名瀑を観賞できるのも嬉しいところ。

白糸の滝は、富士山の伏流水が溶岩壁から湧き出る珍しい滝で幅約150m、高さ20mの湾曲した絶壁の全面から大小幾筋もの水が白糸を垂らしたように落ちるさまは、優雅で女性的な美しさがあります。

実際に見てきたときの感想の他にも、白糸の滝への行き方や周辺観光についても紹介しています。

白糸の滝(静岡)のみどころ

白糸の滝

富士宮市にある白糸の滝は、世界遺産富士山の構成遺産にも登録され最近人気が増している滝です。

白糸の滝は、国の名勝及び天然記念物にも指定されていて、平成2年には日本の滝百選にも選ばれています。

この滝は名の通り何万本もの絹糸を垂らしたように優雅に、すべるように流れ落ちています。

滝というと高いところから一気に流れ落ちる滝を最初に思い浮かべるかもしれませんが、白糸の滝はちょっと違います。

幅100m、高さ20mの湾曲した絶壁から幾筋もの水が流れ落ちてさまは優しく、その美しさにしばし見とれてしまう。

白糸の滝

この滝の水はいったいどこから来ているのでしょうか?

この水は富士山の雪解け水の伏流水なのです。

この辺の地層は、白糸溶岩流という水を通しやすい地層とその下には、水を通しづらい古富士泥流という地層があるため、これらの地層の間に雪解け水が流れ、ここで流れ落ちているのです。

天然記念物に指定されたのも、こんな理由からだったんです。

では、なぜ世界遺産富士山の構成遺産になったのでしょうか?

富士山からの伏流水が湧き出るので富士山と関係があるからかなと思いがちですが、そうではありません。

答えは江戸時代に流行した民衆信仰「富士講」と関係があります。

富士講の開祖は、長谷川角行(1541~1646)という方で、この方が修行を行っていたのが白糸の滝とされています。

このため、この滝には富士講の人達が巡礼したり修行にきたりしたとのことです。

世界遺産富士山の構成遺産の一つになった理由は、水のつながりではなく富士山信仰と関係があったわけです。

白糸の滝(静岡)へのアクセス方法

白糸の滝へのアクセス方法を紹介します。

白糸の滝の所在地静岡県富士宮市上井出・原

<車の場合>

東名自動車「富士IC」より車・・ 西富士道路、国道139号を経由し、上井出ICを下り約5(東名富士ICから約40分)


新東名「新富士IC」から車で・・西富士道路、国道139号を経由し、上井出ICを下り約5分(新東名新富士ICから約35分)

中央高速河口湖ICから車で・・国道139号で約1時間、途中右折(標識があります)

<電車・バス>

JR富士宮駅を降りて富士急静岡バス、白糸の滝行きに乗り、「白糸の滝」で下車、約30分

・問い合わせ

富士宮市観光協会 TEL0544-27-5240

白糸の滝(静岡)の駐車場

白糸の滝の駐車場は、直ぐ近くにある音止の滝の駐車場と共通になっています。

この駐車場は大きく、

  • 普通車:105台
  • 大型バス:10台
  • マイクロバス:5台
  • バイク:10台

が駐車できます。

駐車料金は、次のようになっています。

  • 普通車:500円
  • バス(大型・マイクロ共):1000円
  • バイク:200円

駐車場には公衆トイレがあります。

駐車場から白糸の滝までは徒歩10分、途中5分くらいのところに音止め滝があります。

・駐車場の所在地:富士宮市上井出273-1

・駐車場の営業時間:夏季8:30~17:00、冬季8:30~16:00

白糸の滝(静岡)への行き方や見てきた感想

静岡県富士宮市にある白糸の滝は、東名高速を利用するなら西富士宮道路(無料自動車専用道路)を経由し、上井出ICを降りて5分程度で白糸の滝駐車場に着きます。

駐車場は観光案内所と公衆トイレを備えたりっぱなもので、普通乗車車は100台位停めることができます。

白糸の滝駐車場

駐車場に入るとき普通車500円の料金を払って車を停め、白糸の滝に向かうには、バス通りの414号線沿いを田貫湖方面に進んで入る方法と音止めの滝がある芝川に沿って進む二つのコースがあります。

白糸の滝を見るついでに音止めの滝も見たいという方は、芝川に沿って進むコースを選ぶとよいです。

私もこのコースを選びました。

車椅子でも通れるようなりっぱな道を歩いて滝へと進むと、最初にあるのが「音止めの滝」です。

「音止めの滝」については、詳細の紹介を別ページに記載しますのでそちらを参照ください。↓

白糸の滝の直ぐそばにある音止めの滝(静岡県、富士宮市)

 

「音止めの滝」を見てさらに進むと、お土産屋さんや食事ができる商店街があります。

お土産屋さんは白糸の滝を見た後で寄ることにして、先ずは白糸の滝へと急ぎました。

お土産屋さん街を抜けて、白糸の滝に降りていく最初のところに「車椅子用展望台」があります。

車椅子用展望台から見る白糸の滝

滝つぼまでは遊歩道が整備され、滝つぼまで行くことができますが途中に階段があるので車椅子利用の方はここまでとなります。

遊歩道の階段を約100段ほどを降りていくと、川の対岸に渡る「滝見橋」があり、この橋のふもとには、展望台が整備され滝を遠望できます。

滝見橋付近から見る白糸の滝

(滝見橋付近から見る白糸の滝)

滝の幅が広いので滝の全景を撮るならこの辺がいいかもしれません。

対岸に渡り更に進むと、白糸の滝が大迫力で現れてきます。

車椅子用展望台からは5分程度で着けますので、長距離歩くのは苦手という方でも滝の近くまで行くことができます。

天下の名瀑ともいわれるだけあって、ワイドな迫力で、マイナスイオンもいっぱい、癒し効果は抜群!!

白糸の滝

白糸の滝

写真を撮りまくりながら、滝を十分に堪能しました。

実は、富士山が世界遺産に登録される前にも白糸の滝を訪れたことがあるのですが、世界遺産に登録され白糸の滝も構成遺産の一つになったことで2013年末に遊歩道や駐車場は大幅に整備されました。

また、2016年には白糸の滝の西側にできた白糸自然公園と白糸の滝の滝つぼとを結ぶ連絡通路ができましたので、白糸の滝を見た後などに散策を楽しむことができます。

連絡通路の中間地点には富士山を望める展望台があるので、天気の良い日は富士山が望めます。

駐車場までの帰り道は来た道を引き返してお土産屋さんに寄ったり、食事などをしても良いですし、来た道を戻らずに414号線の方に抜けて観光協会の駐車場に戻ることもできます。

・滝の落差、幅

高さ:約20m

幅:約100m

 

静岡県の滝についての案内本はこちら↓

周辺観光

・白糸自然公園

白糸の滝の西側、歩いて行ける範囲に白糸自然公園があります。

白糸の滝より40m程高い位置にあるので、徒歩で登りは20分、下りは8分位かかります。

学校跡地に作られた公園で2016年にひとまず開園し、その後もまだ開発を進めています。

四季折々の草花を楽しんだり、天気の良い日には目の前に富士山、駿河湾も一望できます。

いろいろな遊具も整備されているので、お子さん連れのファミリーの方は、白糸の滝を見たついでに立ち寄るのもいいかと思います。

無料の駐車場もあるので、こちらに駐車して白糸自然公園と白糸の滝の両方を楽しむことにすれば、駐車料金が節約できることになります。

まかいの牧場

まかいの牧場

白糸の滝に行ったついでに寄るなら「まかいの牧場」も候補です。

まかいの牧場朝霧高原にあるレジャー牧場で、自然と動物にふれあえることができる施設です。

白糸の滝からは、西富士道路、国道139号線へ経由、河口湖方面へ北上すると10分程度で行けます。

白糸自然公園と違って、こちらは入場料がかかりますが多くの動物と触れ合うことができるのが違うところです。

天気が良ければ、いたるところから富士山の雄大な姿を見ることができます。

お子さんがいる方や動物が好きな方には向いていると思います。