白糸の滝の直ぐそばにある滝、音止の滝の見どころ・アクセス方法、実際に見てきた感想をまとめています。
音止の滝は、白糸の滝と隣合わせにあり、徒歩で5分位の近さですので、白糸の滝と音止の滝はをセットで見ることができます。
どちらのも日本の滝百選に選ばれていて、得した気分で二つの名瀑を観賞できるのも嬉しいところ。
大量の水が高さ25mの絶壁から瀑音を響かせて落ちるさまは迫力があります。
実際に見てきたときの感想の他にも、音止の滝への道のりや周辺観光についても紹介しています。
滝の見どころ
白糸の滝を見に行ったら一緒に楽しめるのが音止の滝です。
音止の滝は、女性的な白糸の滝とは対照的で、豪快な音を立てて流れ落ちる男性的な滝です。
この滝は、富士川水系の芝川本流にあり、権現橋の下を流れ数メートル先で流れ落ちています。
滝の規模は、落差約25m、幅5mで水量が多いのでの豪快に流れ落ちていくさまは勇壮です。
水量は富士山の積雪、上流部への降水量等により大きく左右されるとのことです。
残念ながら滝ツボには降りられないので、「滝の上展望台」から眺める形になりますが、流れ落ちる水の音が豪快なので臨場感が存分に伝わってきます。
水がゴーゴーと音を立てて流れ落ちているのに「音止の滝」となぜ呼ぶのか不思議に思ったことはありませんか?
音止の滝の由来は、看板によると次のようになります。
”この滝の名前の由来は、建久四年五月二十八日(約八百年前)、曽我の五郎、十郎兄弟が父、河津三郎祐康を工藤祐経(すけつね)に殺された敵を、富士の巻き狩りの際に討とうと考え、祐経の陣屋の近くの隠れ岩で相談したさい、近くの滝の音があまりにもうるさく密談しにくいことを神に嘆いたところ、滝の音がピタリと止まり、無事討ち入りの相談ができました。
それ以来、「音止の滝」と呼ばれるようになったとの伝説からきています。”
近くには曽我兄弟によって殺された工藤祐経の墓、曽我兄弟の隠れ岩、曽我兄弟之霊地と、仇討ちにまつわる場所があります。
音止の滝へのアクセス方法
・音止の滝の所在地
<車の場合>
東名富士ICから車で・・・西富士道路、国道139号を経由し、上井出ICを下り約5分(東名富士ICから約40分)
新東名新富士ICから車で・・・西富士道路、国道139号を経由し、上井出ICを下り約5分(新東名新富士ICから約35分)
中央高速河口湖ICから車で・・・国道139号で約1時間、途中右折(標識があります)
<電車・バス>
JR富士宮駅を降りて富士急静岡バス、白糸の滝行きに乗り、白糸の滝で下車、約30分
・問い合わせ
富士宮市観光協会:TEL:0544-27-5240
音止の滝の駐車場
音止めの滝の駐車場は、直ぐ近くにある白糸の滝の駐車場と共通になっています。
・所在地:富士宮市上井出273-1
・営業時間:8:30~16:30
この駐車場は大きく、
- 普通車:105台
- 大型バス:10台
- マイクロバス:5台
- バイク:10台
が駐車できます。
駐車料金は、次のようになっています。
- 普通車:500円
- バス(大型・マイクロ共):1000円
- バイク:200円
駐車場には公衆トイレがあります。
駐車場から音止めの滝までは徒歩5分、白糸の滝まではさらに5分で行くことができます。
音止め滝への行き方と実際見てきた感想を紹介
音止の滝は、白糸の滝の直ぐ隣にあるので車で行った場合は、白糸の滝駐車場を利用します。
この白糸の滝駐車場は、西富士道ICから車で5分のところにあります。
白糸の滝駐車場は、かなりの乗用車が駐車できる大きなものです。
2013年以前に白糸の滝を訪れた方でその後再訪問した方は気付くと思いますが、白糸の滝が世界遺産富士山の構成資産になったこともあり、この周辺は大きく整備されました。
駐車場には観光案内所ときれいな公衆トイレも備えられています。
駐車場から白糸の滝に向かうには、近くを流れる芝川に沿う道とバス通りの414号線を田貫湖方面に進む二つのコースがあります。
芝川に沿う道を行くコースは、途中に音止の滝があり、さらに行くとお土産屋さんや食事処がある商店街を抜けて白糸の滝へと行けるので、こちらのコースをおすすめします。
この道を進むと5分程度で音止の滝を上から眺めることができる「滝の上展望台」に着きます。
早速下ののぞき込むと音止の滝が豪快に物凄い勢いで流れ落ちています。
私が行ったのは3月の始めですが、水量は雪解け水のせいか結構多いなと感じました。
音止の滝を見た後は、お土産屋さんや食べ物屋さんが並んだ商店街を抜けて、白糸の滝の見学です。
これから先はこちらの記事をご覧ください。
「何万本もの絹糸が落ちるような白糸の滝(静岡県、富士宮市)」
・滝の落差、幅
高さ:約25m
幅:約5m
周辺観光
音止の滝に行ったときには、ぜひ立ち寄ってみたい周辺の案内をします。
・珍しい牛乳風呂がある民宿「峠の茶屋」
朝霧高原のまかいの牧場のすぐ近くにある民宿「峠の茶屋」には、全国でも珍しい牛乳風呂があります。
ハーブ風呂、リンゴ風呂、みかん風呂などはよく聞くし、旅行で泊まった宿でやっていたりするので経験した方も多いかと思います。
でも、牛乳風呂はあまり聞いたことがないし、入った人も少ないのではないでしょうか?
朝霧高原は富士山西麓の標高700-1,000 mに広がる高原で、草原が広がり牧場として利用されているので、牛乳の一大生産地となっています。
その牛乳をふんだんに使っての牛乳風呂が、こちらの民宿の自慢です。
牛乳臭さがなく、入ると肌がつるつるになり保湿効果も抜群といわれています。
宿泊料金は、1泊つるつる美肌牛乳風呂2食付きプラン7,000円~
■所在地
■TEL:0544−54−1088
・富士花鳥園
花好き、鳥好きな方には是非おすすめしたいのが、富士花鳥園です。
一面に広がる色とりどりの花、鳥たちの楽しそうな声、その両方が楽しめるテーマパークが富士花鳥園です。
気分転換に鳥たちを遊び、きれいな花を見て回るのも本当に癒されます。
野外のショー会場では、タカやハヤブサの飛行ショーもあってそのダイナミックに驚きます。
野外ショー以外は全天候型の空調ハウスの中で花や鳥たちを見ることができるので、雨の日はもちろん、酷暑の夏、寒い冬っでも快適に楽しめます。
「花と鳥の別天地 富士花鳥園」
■所在地
■TEL:0544-52-0880
音止め滝の見どころ、アクセス方法や駐車場は?白糸の滝の直ぐそばの滝を紹介のまとめ
音止め滝は、白糸の滝の直ぐそばにあって、どちらも日本の滝百選にも選ばれている名瀑。
音止め滝は富士川水系の芝川本流にかかる滝で、落差が25m、幅5mある豪快な滝です。
大量の水が豪快に流れ落ちるダイナミックな滝で、勇壮な感じがします。
駐車場からも近く、徒歩5分くらいで音止め滝を見ることができる「滝の上展望台」に行けるので気軽に楽しむことができます。
高速道路から行く場合は、新東名新富士ICから約35分で行くことができます。
駐車場は白意図の滝・音止め滝入口付近口にあり、普通車は105台停めることができます(500円)。
周辺観光としては、珍しい牛乳風呂がある民宿「峠の茶屋」、富士花鳥園などがおすすめ。
参考になれば嬉しいです。