関東・中部・東北周辺の滝巡り案内

滝はなぜか神秘的だ!滝のある空間で五感をすませば色々なことが 楽しめ、ほっとした気持ちになる。 関東・東海・中部・東北周辺の巡った滝を中心に、滝の見どころや訪れた時の感想、アクセス方法などを案内しています。

洒水の滝の見どころ、アクセス方法や駐車場は?パワースポットとしても有名な日本の滝百選の滝

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洒水の滝

神奈川県山北町にある洒水の滝の見どころ・アクセス方法や駐車場、実際に行って見てきた感想などをまとめてみました。

洒水の滝は酒匂川(さかわがわ)の支流である滝沢川にかかる滝で、落差115m、三段構成の段瀑で、日本の滝百選にも選ばれていています。

周辺の山々から水を集めて流れ落ちる洒水の滝は、水の量も豊富で豪快です。

鎌倉時代の名僧が荒行を積んだという場所で、マイナスイオンが溢れるパワースポットの雰囲気が十分にあります。

この記事では、洒水の滝の見どころ、アクセス方や駐車場、洒水の滝への行き方や見てきた感想、周辺観光についても紹介しています。

洒水の滝へのアクセス方法・行き方

洒水の滝へのアクセス方法を紹介します。

洒水の滝の所在地:神奈川県足柄上郡山北町平山

<車の場合>

東名自動車道「大井松田IC」から国道246号、県道経由で約20分。駐車場から徒歩10分

<電車・バスの場合>

JR御殿場線山北駅下車、富士急湘南バス、西部循環ルート、南部循環(西回り)ルートを利用して平山バス停で下車、約5分。徒歩15分

<電車・徒歩の場合>

山北駅から駅の西側に続く桜並木の道を20分ほど歩き、国道246号の樋口橋へ出る。
国道を横切り、酒匂川を渡ると15分位で平山バス停。ここからさらに15分で洒水の滝に到着。

・問い合わせ

山北町観光協会 TEL.0465-75-2717

洒水の滝の駐車場は?

洒水の滝入口付近に無料の駐車場があります。

この駐車場には、乗用車なら15台ほど駐車できトイレも完備されています。

さらにその先にも無料の駐車場があり、こちらの駐車場も乗用車なら10台程度は楽に停められます。

洒水の滝の見どころ

洒水の滝の水系は二級河川酒匂川の支流である滝沢川で、全体で三段構成の段瀑です。

下流の方から、一の滝、二の滝、三の滝と呼ばれ、それぞれの落差は次のようになります。

・一の滝:69.3m
・二の滝:16m
・三の滝:29.7m

3つの滝の落差を合計すると115mにも及ぶ大きな滝です。

土砂崩れで長い間、遊歩道は通行止めになっていましたが、2022年4月に新遊歩道が完成し滝を間近で見られるようになりました。

また、観瀑台も新しくなり、地上40mの高さから一の滝を鑑賞することができます。

二の滝、三の滝は観瀑台からは見ることはできません。

迂回して二の滝、三の滝に行くルートはあるようですが、それなりの装備と下調べが必要です。

もし、三段の滝をやや上空から見下ろせるとどんなにか素晴らしいものと思います。

洒水(しゃすい)の滝は、たくさんの肩書きを持った滝で、先ずは日本の滝百選(1990年選定)に選ばれています。

その他にももっと前に、かながわの景勝50選(1979年選定)、名水百選(1985年2001年にかながわ未来遺産100に指定されています。

こんなにたくさんの肩書きを持つ滝には、いろんなどんな魅力があります。

先ずは、名前のいわれから。

「洒水」ってあまり聞き慣れない言葉ですよね。

どんな意味があるのでしょうか?

「洒水」とは実は、密教用語で「清浄を念じて注ぐ香水」という意味です。

鎌倉時代の初期に名僧文覚上人が100日間の滝修行を積んだという歴史ある滝で、付近には文覚上人が設置したと言われる洒水の滝不動尊(石刻座像)が安置されています。

ここは、明治の初期に滋賀県大津の円城寺より常実坊を遷座したことにより、「洒水の滝不動尊常実坊」とも呼ばれています。

洒水の滝常実坊

毎年7月には、「洒水の滝祭り」が開かれ、滝開きの神事の後、洒水太鼓の奉納、火祭りなどが行われます。

こんな歴史の感じられる滝で、まさにパワースポットと言われるにふさわしい滝です。

また、遊歩道の入口付近には水子供養で知られる最勝寺があります。

回りの山々から集めて流れ落ちる洒水の滝の水は豊富で豪快、名水の地に恥じない清冽さを持っています。

駐車場から赤い橋までは数分、そこから新遊歩道は全長118m、226段の階段を上がると観瀑台に行けるので気軽に名瀑を楽しむことができます。

洒水の滝への行き方と実際見てきた感想を紹介

JR御殿場線山北駅」を下車してハイキングコースを歩いて45分位で洒水の滝につけるので、水と緑に恵まれる山北の町並みを歩くのも醍醐味ですが、今回は車を利用しました。

国道246号を樋口橋付近で南に曲がり、酒匂川を渡るとまもなく平山バス停があり、そこを右折すると直ぐに「洒水の滝入口」の看板が見えます。

洒水の滝入り口看板、駐車場

洒水の滝入り口の看板と右横の駐車場)

その直ぐ手前に洒水の滝入口駐車場あり、無料で駐車することができます。

この駐車場には、乗用車なら15台ほど駐車できトイレも完備されています。

さらにその先にも無料の駐車場があり、今回は滝に少しでも近くなるということで、こちらにに駐車しました。

こちらの駐車場も乗用車なら10台程度は楽に停められるスペースでした。

こちらの駐車場の近くには、近くで採れた果物や野菜などを売っている農産物直売所もありました。

私が訪れたのは3月でしたので、ミカンが並んでいたので買って帰りました。

甘くてとっても美味しいミカンだったのを覚えています。

ここからは、滝沢川に沿う遊歩道を歩いて洒水の滝に向かいます。

近くには宿泊が’できる食事処もあります。

また直ぐそばには水子供養で知られる最勝寺があります。

緑に囲まれる境内もついでに散策してみました。

水子供養の最勝寺

途中にある広場では、木に彫られた2匹の竜が洒水の滝の看板をくわえてお迎えです。

更に進むと、滝のみどころの節で紹介した、常実坊も見えてきます。

いよいよクライマックスの洒水の滝が見えてきます。

日本の滝百選の洒水の滝

(日本の滝百選の洒水の滝

遊歩道沿いには「名水百選 洒水の滝」の標柱があり、名水が湧き出ています。

早速てじゃくでノドを潤しました。

名水百選洒水の滝

この近辺から赤い橋と洒水の滝の全体が見えますが、橋から先へは落石のため進入禁止となっていて進むことができません。

更にその先にも赤い橋が見えそこに行ければ滝ツボが見えるだろうなと思うと本当に残念で惜しい滝です!

洒水の滝通行禁止

いつかは、復旧工事がされてそこに行けることを期待して、滝や岩に作られた祠などを写真に納めて帰ってきました。

(注:赤い橋より先の遊歩道の通行止めは、2022年4月から解除されています。)

駐車場からは歩いて10分位なので、どなたでも気軽に滝を楽しむことができます。

・滝の落差

一の滝:69.3m

二の滝:16m

三の滝:29.7m

計115m

洒水の滝の周辺観光

洒水の滝へ行ったついでに寄ってみたい周辺観光を紹介します。

丹沢湖

丹沢湖

滝など自然が好きな方には丹沢湖がおすすめです。

丹沢湖は1978年に酒匂川の支流である美保ダムが建設されてできた人造湖です。

かながわの景勝50選にも選ばれていて、湖畔の千代の沢園地展望台からは富士山を見ることができます。

特に秋の紅葉が見事で、「関東富士見百景」の一つになっています。

自然を満喫した後は、湖畔にある丹沢湖記念館で丹沢湖の誕生や縄文遺跡出土品などを見たり、聞いたりできます。

また、固定に水没した地域にあった約120年前の民家を移転復元した三保の家では、当時の生活用具や写真が展示されているので当時をしのぶことができます。

■所在地

〒258-0203
神奈川県足柄上郡山北町神尾田

丹沢湖記念館

〒258-0203
神奈川県足柄上郡山北町神尾田759

TEL:0465-78-3415

・神奈川県の秘境といわれるユーシン渓谷

ユーシン渓谷

周辺観光として人気のスポットが神奈川県の秘境ともいわれるユーシン渓谷です。

ユーシン渓谷は、山北町にある玄倉川にある渓谷で、ユーシンブルーといわれる神秘的なエメラルドグリーンの水を見ることができます。

ただ、残念なのがユーシン渓谷に通じる玄倉林道が崖崩れにより2018年1月より歩行者を含め通行止めになっていることです。

神奈川県のホームページによれば、対策工事完了予定が2022年3月となっていますので、行けるのはそれ以降になります。

ユーシン渓谷へは、最寄りのバス停・町営駐車場から徒歩で2時間半ほどかかりますが、滝など沢歩きが好きな方にはおすすめのスポットです。

ハイキングルートは、玄倉バス停から第2玄倉発電所までの往復約13kmのコースです。

新緑や紅葉の季節が最も美しいといわれています。

■所在地

〒258-0202
神奈川県足柄上郡山北町玄倉


・問い合わせ

西丹沢ビジターセンター(旧西丹沢自然教室) 

TEL:0465-78-3940

山北町観光協会 

TEL:0465-75-2717

 

洒水の滝の見どころ、アクセス方法や駐車場は?パワースポットとしても有名な日本の滝百選の滝のまとめ

神奈川県山北町市にある洒水の滝の見どころ、アクセス方法や駐車場についてまとめました。

洒水の滝は酒匂川の支流である滝沢川にかかる滝で、三段構成の段瀑、落差は全部合わせると115mもある大きな滝です。

そのうち、一の滝と呼ばれる一番下流の滝を新遊歩道の終点にある観瀑台から見ることができます。

一の滝の落差は約69mあり、3つの段瀑の内で一番大きい滝です。

土砂崩れのため、2004年からずっと滝に近づける遊歩道は、通行止めだったのですが2022年4月に遂に解除され、新しい遊歩道が整備されました。

18年間、滝に近づけず無念を感じていた人も多かったと思いますが、再チャレンジすることができます。

洒水の滝はパワースポットとしても有名、水量は多く豪快に流れ落ちる様子は多くの人を惹きつけ、名水の地としてもふさわしく清冽な感じです。

遊歩道も整備され駐車場からも20分位で行けるので、気軽に名瀑を楽しむ゙ことができます。

高速道路から行く場合は、東名自動車道「大井松田IC」より車で◯km、約20分で行くことができます。

駐車場は洒水の滝の入口にあり、普通車は25台程度停めることができます(無料)。

周辺観光としては、丹沢湖ユーシン渓谷などがおすすめ。

参考になれば嬉しいです。