静岡県静岡市の梅ヶ島温泉にある安倍の大滝の見どころ、アクセス方法や駐車場、実際に見てきた感想をまとめてみました。
安倍の大滝は、安倍川の源流域と言える支流にあり、落差約85m、幅約16mある豪快な滝で日本の滝百選の一つに選ばれています。
梅ヶ島温泉からの遊歩道も整備されていて、人気のハイキングコースとなっています。
梅ヶ島温泉のある梅ヶ島地区には、滝が七つほどありまとめて梅ヶ島七滝と呼ばれています。
安倍の大滝もその一つで、七つの滝の中で一番大きな滝です。
滝通の方は安倍の大滝を見に来たついでに、梅ヶ島七滝のいくつかをはしごして回る方もいるようです。
この記事では、安倍の大滝に焦点をあて、実際に見てきたときの感想の他にも、安倍の大滝への行き方や周辺観光についても紹介しています。
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安倍の大滝の見どころ
梅ヶ島七滝のハイライトは、なんと言っても安倍の大滝です。
安倍の大滝は最上流部の三河内川支流サカサ川(逆川)にかかる大滝で、落差約85m、幅16mあり静岡県にある4つの日本の滝百選の一つであり、豪快な滝です。
別名「駿河大滝」とも呼ばれますが、日本の滝百選で使われている「安倍の大滝」が有名です。
梅ヶ島温泉の「安倍大滝入口」のバス停付近から遊歩道が延びており、サカサに懸かるスリリングな3の吊り橋をわたり、約1.2kmで徒歩40分位で行くことができます。
滝の遊歩道の出発点は、梅ヶ島温泉の一つ手前の「安倍の大滝入口バス停」から直ぐの所にあり、赤い支柱の吊り橋から始まります。
いきなり、スリル満点のハイキングが始まります。
吊り橋を渡った後は、林の中をジグザグに上るような道もありますが、整備されているので比較的歩き易いです。
滝の入口となる奥大光山登山口分岐まで30分、滝入口から滝までは10分の道のりです。
片道40分の道のりはハードと思われれるかもしれませんが、豪快な滝音と白く迫力のある安倍の大滝の流れをみると、来てよかったと思うこと間違いありません。
車を利用する方は、安倍の大滝専用の駐車場はありませんので、梅ヶ島温泉の駐車場に停めて歩くか、「安倍大滝入口」付近で温泉旅館を営んでいる「湯の華」の駐車場に停めさせてもらうことになります。
また、安倍の大滝付近にはトイレがありませんので、梅ヶ島温泉で済ませておくことをおすすめします。
安倍の大滝へのアクセス方法・行き方
安倍の大滝へのアクセス方法を紹介します。
<車の場合>
新東名高速道路新静岡インターから県道27号を経由し、県道29号を梅ヶ島温泉まで約50分
<電車・バスの場合>
JR静岡駅からしずてつジャストラインバス安倍線「梅ヶ島温泉」行きバスで終点「梅ヶ島温泉」まで1時間45分
・問い合わせ
梅ヶ島温泉観光組合 TEL. 054-269-2525
★静岡県の滝についての案内本はこちら↓
安倍の大滝の駐車場は?
安倍の大滝ヘ車で行った場合の駐車場について、説明します。
大きく言って次の二つの方法があります。
・梅ヶ島温泉の無料駐車場を利用
普通車、40台
駐車場付近には公衆トイレがあります。
駐車場から安倍の大滝の遊歩道入口までは、徒歩約12分
・民宿「湯の華」さんの駐車スペースを貸してもらう
宿泊、休憩で利用する場合は無料ですが、それ以外は有料です。
駐車スペースに空きがあれば、停めさせてもらえます。
民宿「湯の華」は、1回500円(2022.8現在)
目の前が安倍の大滝の遊歩道入口になっています。
■民宿「湯の華」の所在地:〒421-2301 静岡市葵区梅ヶ島5276-2
■TEL 054-269-2253
安倍の大滝への行き方と実際に見てきた感想を紹介
赤水の滝と紅葉、梅ヶ島温の三段の滝と「おゆのふるさとヶ公園」の紅葉を楽しんだ後、最後の滝巡りは日本の滝百選の一つとしても有名な安倍の大滝です。
車で行ったので車を梅ヶ島温泉の無料駐車場に停めていくか、安倍大滝入口のバス停近くの民宿の駐車場を借りるか迷いましたが、午後の時間も大分過ぎてきていたので、民宿の駐車場を使わせてもらうことにしました。
目指したの民宿「湯の華」、数台が停められるスペースがあり既に何台かは停まっていましたが、私の車も無事に停めることができました。
宿の主人に車を停めることを了解してもらい、安倍の大滝へ出発です。
歩いて直ぐに安倍の大滝への遊歩道に入ることができ、最初にわたるのが赤い支柱の吊り橋です。
この吊り橋は安倍川本流に懸かっているので、大きくがっしりとしていて渡っても安心感があります。
吊り橋を渡った後滝への案内板があるので、しっかり道順をチェック。
進んでいくとサカサ川(逆川)にかかる2つ目の吊り橋がありました。
この吊り橋は長さ50mあって、足元の下に川の流れが見えるのでスリル満点です。
遊歩道はこの吊り橋を渡ったころから上りになっていて、木立に覆われた林の中を進みます。
上りなので息は切れますが、林の中を歩くのは結構気持ちが良かったです。
遊歩道をさらに進み大分奥に来た感じになり、安倍の大滝まであと200m位のところに3つの吊り橋がありました。
こちらの吊り橋も重量制限が表示されていて、スリルがありました。
また、この周辺は紅葉の時期にくると紅葉も美しいところです。
なお、この吊り橋は2017年に懸け変えられているので、普通の橋と変わらない感覚で渡れるようになったようです。
私が渡った3つ目の吊り橋は、懸け変えられる前のものです。
最後の吊り橋を渡ったあとは、坂道が続き上り切ったところで待望の安倍の大滝が見えてきました。
少し下って行くと滝に前に展望スペースがあり、スケールの大滝大きい安倍の大滝が間近に見ることができます。
直瀑で落差85mを一気に落ちるので、轟音や水しぶきも大きく大迫力で迫ってきます。
余りにもスケールが大きいので、写真に上手く納めるのにも一苦労します。
流れをズームアップしたり、滝つぼを写したりでしばしの写真三昧。
展望スペースを外れ岩場を下ると滝壺にも近づけます。
安倍の大滝を十分楽しんだ後は、周りの紅葉を楽しみながら駐車場へと急ぎました。
■所在地
■公衆トイレ:なし(梅ヶ島温泉にはあり)
■滝の種別・落差・幅
直瀑、高さ85m、幅16m
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安倍の大滝の周辺観光
・梅ヶ島温泉郷 コンヤ温泉
梅ヶ島温泉郷は一番奥に位置する梅ヶ島温泉が有名ですが、手前の梅ヶ島新田温泉には、市営の日帰り温泉施設「黄金の湯」があります。
詳細は次のページを参照ください。
梅ヶ島温泉郷は以上の2つの泉源の他に、梅ヶ島金山温泉、コンヤ温泉があります。
梅ヶ島金山温泉は残念ながら唯一の温泉施設が2020年3月に閉店となりましたので、現在のところ利用することができません。
コンヤ温泉は梅ヶ島温泉に向かって県道29号を走ると、一番手前にある温泉です。
都会の喧騒を忘れる温泉地で、梅ヶ島キャンプ場、梅ヶ島コンヤの里テニスコートなど
の施設があります。
また、シイタケ狩りや吊り橋体験なども楽しめ、日帰り入浴もできる温泉宿もありますので、是非立ち寄って山里の雰囲気を味わってみてはいかがでしょうか。
■問い合わせ
梅ヶ島コンヤ温泉観光組合案内所 TEL. 054-269-2369
・シイタケ狩りが楽しめる志村農園、天空ファーム
標高700mの山の上にある志村農園、天空ファームでは、原木シイタケとお茶、天空トマトの栽培を行っています。
志村農園、天空ファームではシイタケ狩りを楽しむことができます(前日までに予約が必要)。
シイタケを収穫した後は、シイタケを炭火で焼いて食べることができます。
肉厚のシイタケで炭火で焼くシイタケの味は格別です。
シイタケ狩りは1500円からできます。
その他、シイタケピザ、シイタケご飯のおにぎり、シイタケバーベキューなどとのセットコースもあります。
■志村農園、天空ファーム所在地
TEL:054-269-2006、携帯:090-7434-0230
開園:4~11月(不定休)、営業時間:10:00~15:00
安倍大滝の見どころ、アクセス方法や駐車場は?日本の滝百選の一つで豪快な滝のまとめ
安倍の滝は、安倍川の源流域である三河内支流の逆川(サカサガワ)滝にかかる大滝で落差85m、幅16mあります。
日本の滝百選の一つです。
梅ヶ島温泉から遊歩道が整備され徒歩で片道40分で行くことができ、人気のハイキングコースになっています。
安倍の大滝までは3つの吊り橋を渡るので、スリリングなコースを楽しめます。
観瀑台からは、直ぐ目の間に豪快な音を立てながら流れ落ちる安倍の大滝を見ることができました。
大迫力の水の流れ、ゴーゴーと落ちる水の音、水しぶきも感じ、体全体でその迫力を感じ取ることができ片道40分かけてきたかいがあったと感動しました。
高速道路から行く場合は、新東名静岡ICから約50分で梅ヶ島温泉に行くことができます。
駐車場は梅ヶ島温泉の無料駐車場を利用するか、安倍の大滝の遊歩道入口付近にある民宿「湯の花」の駐車場を利用(有料)すると良いです。
周辺観光としては、梅ヶ島温泉郷コンヤ温泉、シイタケ狩りが楽しめる志村農園、天空ファームなどがおすすめ。
参考になれば嬉しいです。
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