関東・中部・東北周辺の滝巡り案内

滝はなぜか神秘的だ!滝のある空間で五感をすませば色々なことが 楽しめ、ほっとした気持ちになる。 関東・東海・中部・東北周辺の巡った滝を中心に、滝の見どころや訪れた時の感想、アクセス方法などを案内しています。

滝巡り 関東、日光三名瀑の一つの風情がある滝、裏見の滝(日光市)

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日光裏見の滝

滝の見どころ

日光三名瀑の一つになっている裏見の滝は、大谷川の支流で男体山から流れる荒沢川の上流にかかる落差約20mの滝です。

あと二つの日光三名瀑はご存じですか?

華厳の滝と霧降の滝です。

この2つの滝は有名過ぎてある意味で観光化され過ぎている感がありますが、裏見の滝は、なんとも言えない深山幽谷の風情があります。

名前の通り、滝を裏側から眺められることが名の由来とされていますが、現在は崩れていて裏側から滝を眺めることはできません。

裏見の滝は流れ落ちる地盤の地層に違いがあるためで、硬い岩盤の下に柔らかい地層があるため、裏側をくりぬくことで滝を裏から見ることができます。

地層と関係するので、珍しい滝です。

滝の裏側には荒沢不動尊が祀られていますが、入ることができないのでお参りもできません。

荒沢不動尊は、江戸時代の1624年(寛永元年)に奥州の出羽三山から迎えられたとされています。

当時は日光修験の場として、修験のための建物(行屋)や茶屋があり、大変栄えたようです。

また、江戸時代には俳句で有名な松尾芭蕉も立ち寄って一句詠んだとのことです。

現在も春と秋には、健康・安全水の恵みに感謝を込めて護摩供養がされています。


裏見の滝自体は20m程度の直瀑ですが、その付近に複数の滝が流れていて、いい感じの滝空間を演出しています。

日光裏見の滝

(日光裏見の滝)

滝の前には大きめの観瀑台もあり、直ぐの前で色々な形で流れる滝や水の流れの音、マイナスイオンを楽しむことができます。

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華厳の滝や霧降の滝と違ってあまり多くの人が訪れないので、穴場的な滝です。

駐車場から裏見の滝までは、遊歩道が整備され500mほどの距離なので、歩くのが苦手という方でも気軽に行くことができます。

駐車場は無料で、トイレも完備されています。

滝へのみちのり(紀行文)

日光といえば周辺に結構有名な滝が多いですよね。

滝を訪れるには、周りの木々が深緑になっている夏か紅葉に染まっている秋の方がより一層楽しめるような気がします。

私が裏見の訪れたのは、深緑の8月半ばです。

日光三名瀑の華厳の滝は過去に行ったことがあるので、今回は残りの2つ、霧降の滝と裏見の滝の両方を目指して車で出発しました。

このとき訪れた霧降の滝については、

日光三大名瀑の一つ、豪快に流れ落ちる霧降の滝(日光市)」の記事をご覧になってください。

車では、日光宇都宮道路日光インターを降りてから約20分程度で裏見の滝駐車場に到着しました。

裏見の滝駐車場は比較的大きくかなりの車が駐車できます。

駐車場は無料です。

駐車場には、公衆トイレもあります。

駐車場から裏見の滝までは歩いて15分程度、滝の周辺にはトイレがありませんのでここで用を済ますことをおすすめします。

駐車場の直ぐ前に裏見の滝へ続く遊歩道を進んでいきます。

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(裏見の滝へ続く遊歩道)

最初は登り階段が続きますが、登りきると下って、あとは平坦な道が続きます。

裏見の滝に近づいてくると眼下に川も見えてきました。

木々の向こうには、名もついていないような滝も見えてきて、やがて裏見の滝の観瀑台に到着しました。

観瀑台からの眺めは、素晴らしいものです。

観瀑台からの日光裏見の滝

(観瀑台からの日光裏見の滝)

ここに来るまでは、裏見の滝が一つだけ流れ落ちているのかと思っていましたが、何と裏見の滝を引き立てるような大小様々な滝があり、気持ちの良い滝空間を演出しているのです。

(裏見の滝のすぐ横にある滝)

メインの裏見の滝の他に岩の割れ目から落ちる小さな滝の流れ、木々の緑、流れ落ちる水の音などが心地よく体に伝わってきます。

周りが囲まれたような地形による空間もいい雰囲気を作っているのだと思います。

確かに、昔修験場であったのが分かるような気がしました。

観瀑台から正面に見えるのが裏見の滝、現在滝の裏側にはいくことができませんが、正面から見ても滝の裏側がえぐれていて昔はそこからも滝が見られたことが分かります。

奥は暗くてよく見えませんが、なにやら不動尊らしきものが見えます。

あれが荒沢不動尊なのでしょうか?

間違ったら御免なさい。

奥に不動尊のようなものが見える裏見の滝

(奥に不動尊のようなものが見える裏見の滝)

観瀑台は川の下流方向にも延びているので、裏見の滝全体を離れて見ることもできます。

ちょっと引いて見ることで、違った雰囲気が見えてきて、より深山幽谷の感じがいいなと思いました。

しばし、滝の流れの音や回り木々の緑にみとれながら、マイナスイオンを満喫しました。

私的には日光三大名瀑の中で一番お気に入りです。

■所在地

日光市丹勢町

■駐車場:無料駐車場あり(25台)

■公衆トイレ:あり

■滝の種別・落差、幅

直瀑、高さ20m、幅2m

裏見の滝へのアクセス方法

<車の場合>

日光宇都宮道路日光ICから国道120号経由で約17分、清滝ICから約10分

<電車・バスの場合>

JR日光駅東武日光線東武日光駅から東武バス「湯元温泉」行きまたは「中禅寺温泉」行きで15分「裏見の滝」下車、徒歩45分

・問い合わせ

日光市日光観光課 TEL0288ー53ー3795

周辺観光

中禅寺湖

中禅寺湖

中禅寺湖

男体山が噴火してできた堰止め湖で日本百景に指定されている湖です。

中禅寺湖は海抜1269mで、日本でも屈指の高さにあります。

周囲約25Kmあるので、それなりに大きく、湖畔にじゃカエデや桂、ブナが生い茂って
いますので、夏の深緑、秋には紅葉と四季に応じた情景を楽しむことができます。

周辺にはハイキングコースもありますので、湖畔の散策も楽しめますし、湖面からの
景色を楽しみたい場合は遊覧船も利用することができます。

滝ファンにとっても、流入側には竜頭の滝、流出側には華厳の滝があって、見過ごすことができない湖です。

中禅寺湖所在地

〒321-1200 栃木県日光市

日光東照宮

日光東照宮徳川家康公を祀る神社として、2代将軍徳川秀忠公によって1617年に建てられました。

建てた時は現在と違うシンプルな神社だったそうですが、3代将軍徳川家光公が1634年~1636年にかけて、現在のような豪華絢爛な神社に建て替えられました。

焼失は一度もなく当時の建造物が現在まで残っていて、国宝や重要文化財に指定されている神社です。

1999年には、世界遺産にも登録され、国内はもとより、海外からの観光客も多く訪れる
人気スポットです。

日光東照宮の所在地

〒321-1431 栃木県日光市山内2301

日光東照宮社務所 TEL:0288-54-0560

■営業時間

4月~10月 9:00~17:00
11月~3月 9:00~16:00
(各期間とも受付は閉門30分前に終了)

■料金

 大人・高校生1300円、小・中学生450円