関東・中部・東北周辺の滝巡り案内

滝はなぜか神秘的だ!滝のある空間で五感をすませば色々なことが 楽しめ、ほっとした気持ちになる。 関東・東海・中部・東北周辺の巡った滝を中心に、滝の見どころや訪れた時の感想、アクセス方法などを案内しています。

滝巡り 中部、静岡県の滝めぐり・滝の名所まとめ

白糸の滝

(日本の滝百選の一つ、白糸の滝)

静岡県の自然の特徴

静岡県の特徴は、何と言っても世界的な名山、雄大な富士山に代表される美しい自然です。

また、東西に長い海岸線や紺碧の海、そこから眺望できる富士山の勇姿を見ると”日本人で良かったな!”と感動しますよね。

滝ファンを引き付ける滝の流れの源は、富士山麓南アルプスの山々です。

これらの水源からの流れは、天竜側、大井川、安倍川、富士川となって海まで注いでいます。

そして、伊豆半島では狩野川の水系が美しく、滝たちが脈動する水の素晴らしさを醸し出しています。

渓谷など水辺の景色も美しいですよね。

滝の多い水系は、南アルプスの八絋嶺・大谷嶺を水源とする安倍川や赤石山脈間ノ岳赤石岳を水源とする大井川で、これらの水系にはたくさんの滝があります。

長野県や山梨県の山々を水源とする富士川伊豆半島を流れる狩野川水系の滝も比較的容易に行ける滝があり、私たちを楽しませてくれます。

静岡県の滝の名所

静岡県にはたくさんの滝があり、その数は数十以上。

そのなかで、日本の滝百選に選ばれている名瀑が4つもあるのですごいですよね。

<日本の滝百選>

・安倍の大滝

静岡県を縦断し駿河湾に流れ込む安倍川の最上流に位置する三河内川の支流逆川(サカサガワ)に流れ落ちる名瀑。

日本の滝百選に選ばれていて、落差85m、幅16mの豪快な滝です。

梅ケ島温泉のバス停「安倍大滝入口」から、1.2kmで徒歩40分位で行くことができます。

途中、スリリングな吊り橋を3つ渡る遊歩道があり、楽しみながら滝見物が魅力。

安倍の大滝については、こちらの記事も参考になります。↓
豪快に流れる日本の滝百選の安倍の大滝(静岡市葵区)

・浄蓮の滝

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伊豆半島天城山系に源を持つ狩野川の支流本谷川にかかる名瀑。

直瀑スタイルの滝で、落差25m、幅7m、水量が多く間近に見ることができるので、すごく迫力があります。

また、滝つぼは深く、エメラルドグリーンの水で見る人の心を惹きつけます。

この滝は火山活動によってできたものとされ、滝の右手には玄武岩の柱状節理も見ることができます。

石川さゆりさんの名曲「天城越え」で有名な浄蓮の滝。

駐車場から近いので、手軽に見ることができる滝です。

・白糸の滝

白糸の滝は、よくあるような河川が断層によって生成された滝ではなく、珍しい滝です。

良く見ると滝の上部には川がなく、岩壁から幾筋も直接流れ出ています。

白糸の滝の水源は、富士山の伏流水なのです。

この辺の地層は、水を通しやすい溶岩層と水を通しにくい溶岩層が重なり合っていて、水を通しやすい溶岩層から富士山の伏流水が湧き出ています。

滝の景観も白糸を垂らしたカーテンのように幅が広く、幅200m(落差20m)にわたり、水が流れ落ちているのは圧巻。

このため、国の名勝・天然記念物にも指定されています。

世界遺産富士山の構成遺産の一つにもなっていて、人気の滝です。

白糸の滝については、こちらの記事も参考になります。↓

何万本もの絹糸が落ちるような白糸の滝(静岡県、富士宮市)

・音止めの滝

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音止めの滝は、富士川水系の芝川にかかる滝で落差が25mあり、豊富な水量がごう音とともに流れ落ちている男性的な滝です。

白糸の滝と隣会わせになっているので、両方の滝を同時に楽しむことができます。

滝つぼには降りられませんが、少し高いところにある観瀑台からでもその迫力は十分伝わってきます。

滝の名前の由来は、鎌倉時代の曽我兄弟の仇討ち関係しており、歴史的にも由緒あるところです。

音止め滝については、こちらの記事も参考になります。↓

白糸の滝の直ぐそばにある音止めの滝(静岡県、富士宮市)

<人気の滝の名所>

・宇嶺の滝

高根山の麓にあり、藤枝市街を流れる瀬戸川の上流にかかる落差70mの名瀑です。

滝の回りは瀬戸谷と呼ばれ、水と緑に恵まれた景勝地

道路の脇に「宇嶺の滝」と書かれた石碑があり、そこから滝つぼまでの遊歩道が整備されていましたが、2022年1月現在は途中が崩れていて、東屋や滝つぼまでは行くことができません。

最初のビューポイントまでは、行けるようです。

行くときは、藤枝市観光協会のホームページ等でご確認ください。

河津七滝

伊豆半島の河津川上流の渓谷にある滝で、七つある滝の総称が「河津七滝(かわづななだる)」です。

河津では古く、平安時代から滝のことを”タル”と呼んでいたそうです。

河津七滝ハイキングコース」が整備され、連なる山々の間を流れる川のせせらぎを聞きながら自然に親しむことができます。

河津七滝は、火山活動による玄武岩が川床でいたるところで、柱状節理を見る
ことができます。

ハイキングコースは片道850m、約45分のコースです。

時間があまりとれない方は、部分的にも見ることができます。

七つの滝で一番大きい滝の「大滝」や伊豆の踊り子銅像で有名な「初景滝」などは駐車場からも近く人気のスポットです。

・万城の滝

狩野川の支流、地蔵堂川の上流にかかる滝で、落差が20m、幅6mあり、水量が豊富で豪快な流れです。

伊豆半島最高峰の万三郎岳からの湧水を集めていて、四季を通じて水勢が落ちません。

力強い直瀑で、かっては滝の裏側の通路からも見ることができましたが、岩が崩れ現在は裏から見ることができません。

・赤水の滝

赤水の滝

赤水の滝は安倍川の本流にかかる滝で落差50mの段瀑です。

滝の展望台からは三段の滝に見えますが、見えない奥にもう一段あり、全部で四段の滝となっています。

県道29号沿いにあるので、ドライブの途中にでも気軽に見ることができます。

赤水滝は、大谷崩れのときに安倍川がせき止められてできた滝で、崩落当時は赤みがかった茶褐色の水が流れ続けたことから「赤水の滝」と呼ばれるようになったとのことです。

滝つぼには行けず、観瀑台からの眺めになりますが安倍川本流の流れだけあって豪快な雰囲気が伝わってきます。

赤水の滝については、こちらの記事も参考になります。↓

梅ヶ島七滝の一つ、水量豊富で強く流れ落ちる赤水の滝(静岡市葵区)

・旭滝

旭滝

旭滝は狩野川の支流にかかる、落差105mの滝です。

この滝は一条となって降りる滝と違って、岩肌をはうように落ちる渓流瀑です。

両側に樹木が繁った岩肌を縫うように曲折して六段の流れとなっているので、見ごたえのある滝ですが、大きいため滝全体を眺めることはできません。

この滝は、真東を向いていて旭が当たった時が美しいので、晴天の午前中にいってみるのがおすすめです。

観瀑台に通じる道は、回りが庭園のように整備されていて、雰囲気があります。

修善寺に行った時には、是非みておきたい滝です。

・大棚の滝

大棚の滝は、富士山の手前にそびえる愛鷹山(あしたかやま)を水源とする富士川水系の須津川(すどがわ)ににかかる滝で、落差20mの直瀑です。

付近の須津川渓谷は、愛鷹山随一といわれるほど美しく、渓谷に沿ってハイキングが
できるので、滝や渓流の好きな方の人気スポット。

駐車場から滝までは道が整備され、数百m歩くと渓谷に降りることができ、スリリングな吊り橋を渡って滝つぼまで行けます。

滝つぼはエメラルドグリーン、水量が多くパワフルな滝です。

静岡県の滝の名所、私のすすすめランキング

滝の名所がいくつもあるとどこに行ったらいいのか分からなくなりますよね。

前節で紹介した10の滝の中で、私がいいなと思った滝を5つ挙げると次のようになります。

あくまで、私の主観です。

1.白糸の滝

2.浄蓮の滝

3.旭滝

4.安倍の大滝

5.大棚の滝

静岡県の滝のガイド本

日本を代表する富士山麓南アルプスの山々を水源とした、有名な天竜側、大井川、安倍川、富士川などがあり、これらの水系には滝が沢山あります。

また、伊豆半島では狩野川の水系が美しく、いい滝があります。


静岡県の滝を紹介した本には、次のようなものがあります。

静岡県の滝のガイド本はこちら

・「静岡県とその周辺の日帰り滝めぐり」:静岡新聞社

静岡県内を東部、中部、西部に分け見どころの滝を分かりやすく紹介。
また県境の大小さまざまの滝も解説されています。→

 

・日本の滝〈1〉東日本661滝 (ヤマケイ情報箱):北中 康文 (著)

北海道から東北、関東、甲信越までの東日本の滝661を収録した滝の図鑑。
美しい写真ばかりで、この滝に行ってみたいという思いをかき立てられる。
滝を作る地層・岩石についての地質学的情報が解説されてるのも滝ファンを惹きつけます。→

・日本の滝:川越 輝彦(著)

北海道・知床半島からの鹿児島・屋久島までの全国の滝10滝を収録し、 所在地を地図に表示、分かりやすく詳細に解説。

A4版なので滝の写真は迫力があります .

案内地図はフルカラーで、細かくていねいに解説されているので見るだけでも 楽しい滝の本です。

全国の滝に興味がある方におすすめ→