関東・中部・東北周辺の滝巡り案内

滝はなぜか神秘的だ!滝のある空間で五感をすませば色々なことが 楽しめ、ほっとした気持ちになる。 関東・東海・中部・東北周辺の巡った滝を中心に、滝の見どころや訪れた時の感想、アクセス方法などを案内しています。

黒山三滝の見どころ、アクセス方法や駐車場は?涼感を味わえる越生町の滝を紹介

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黒山三滝の男滝と女滝

(黒山三滝の男滝と女滝)

関東で有数な梅林があることでも知られる埼玉県越生町にある滝、黒山三滝の見どころ、 アクセス方法や駐車場、実際に見てきた感想をまとめてあります。

黒山三滝は男滝、女滝、天狗滝の3つの滝から構成されていて、黒山三滝はそれらの総称です。

ハイライトは男滝と女滝、特に男滝は小高いところに登って接近して見ることができ、 水量の多さ、滝つぼに落ちる水の音に圧倒されます。

一つの滝を色々な角度から眺めることができるのも楽しいところ。

滝自体はそんなに大きくありませんが、マイナスイオン感は十分、都会から比較的近いところになにこんステキな場所があるのかなど、自然が好きな方にも好評です。

この記事を読むことによって、埼玉県越生町にある黒山三滝の見どころ、アクセス方法や駐車場、実際見てきたときの感想が分かります 。

また、黒山三滝に行ったときついでに見たい周辺観光の案内も追加しています。

黒山三滝のみどころ

黒山三滝

(黒山三滝)

黒山三滝は埼玉県越生町にある越辺川(おっぺがわ)の支流三滝川に流れ落ちる滝で、男滝(おだき)、女滝(めだき)、天狗滝(てんぐたき)の3つの滝の総称です。

男滝と女滝は連続して二段に落ち、少し離れたところに天狗滝があります。

落差は、男滝11m、女滝5m、天狗滝14mで、天狗滝が最も大きい落差です。

男滝と女滝は上の方を流れる男滝の水が、さらに女滝となって滝つぼへと注いでいます。

天狗滝はうっそうとした林の中で切り立った岩の間から流れ落ちています。

切り立った崖のため安全柵があり近くまで接近できませんが、侵食で滝が後退している様子が伺えます。

黒山三滝は室町時代山岳仏教修験道場として栄え、昭和25年には「日本観光百選」の一つとして選ばれ現在埼玉県指定の名勝となっています。

黒山三滝

それぞれの滝の周りには、広葉樹が茂り新緑の季節や夏は、二段となって落ちるる滝の真っ白な流れが緑の中にひときわ映える姿は格別の美しさがあります。

爽やかな冷涼感も味わえるので、夏の避暑にもぴったりです。

秋の紅葉の季節もまた楽しめます。

毎年7月の第1日曜日には、黒山三滝で滝開きが行われ賑わいます。

この行事はかって修験道場であったことにちなんで始まったものです。

滝開きの儀式では、山伏や巫女、修験者や天狗の姿をした人たちによる滝清めや滝打たれなど古式豊かな儀式が行われます。

この儀式は一般の方も見学できますが、ゆっくり滝を楽しみたいのなら避けたほうがよいかもしれません。

無料の駐車場があり、駐車場から20分位で滝まで行くことができますので、歩くのが苦手な方でも気軽に見ることがでます。

黒山三滝

りっぱな道路が完備していて、行きはやや軽い上り坂ですかそんなにきつい坂ではありません。

神秘的な雰囲気の中をマイナスイオンを満喫しながら進むと、比較的すぐに滝が現れます。

駐車場付近には何件か食事どころもあり、遊歩道を進むと途中には釣り堀と書いた休み処でイワナニジマスの炭火塩きなども売っています。

また、女滝・男滝付近にも休み処があり売店もあります。

トイレは滝への遊歩道の出発地点にありますので、用を済ませてから黒山三滝へ向かわれることをおすすめします。

黒山三滝へのアクセス方法

黒山三滝へのアクセス方法を紹介します。

黒山三滝の所在地:埼玉県入間郡越生町黒山957

<車の場合>

関越自動車道鶴ヶ島IC・東松山ICから県道経由で約35分、駐車場から徒歩約15分

<電車>

東武越生線・JR八高線越生駅から川越観光バス黒山行きで約25分、バス停「黒山」下車徒歩約20分

・問い合わせ

越生町役場産業観光課観光商工担当

 TEL042-292-3121

黒山三滝の駐車場

黒山三滝には、無料の2つの駐車場とその先に有料の駐車場があります。

一番手前にあるのが全洞陰前町営駐車場、少し行くと黒山三滝町営駐車場があります。

満杯で停まれない場合は、さらに進むと民間の有料駐車場があります。

・黒山三滝町営駐車場(無料)

駐車台数:23台

越生町黒山958-1、滝まで15分程度)

・全洞陰前町営駐車場(無料)

駐車台数:10台

越生町黒滝674、滝まで20分程度)

・民間の駐車場(有料)

黒山三滝の入口を少し進んだところにあります。

黒山三滝への行き方と実際見てきた感想を紹介

越生町は梅の町でも有名ですが、ツツジの名所でも有名です。

越生ツツジの名所といえば、五大尊つつじ公園です。

新緑の5月に五大尊つつじ公園でツツジを観賞したあと、行ってみたのが黒山三滝です。

五大尊つつじ公園からは近いので車で15分程度で黒山三滝の近くにある駐車場に着きました。

最初にある駐車場が全洞陰前町営駐車場ですが、土曜日のせいか満杯だったので先の黒山三滝町営駐車場へと進めました。

1台空きスペースがあり、無事駐車することができました。

黒山三滝へは狭いですが車が通れる道が黒山三滝展望台まで続いていて、そこを歩いていきます。

この道は、滝までの遊歩道と思いきやりっぱな県道61号線(越生長沢線)。

駐車場から歩いて最初にあるのが、くろやま文学館。

喫茶くろやまも併設していましたが、コロナの影響もあってか臨時休業で中に入ることができませんでした。

コロナの影響もあってか臨時休業で中に入ることができませんでした。

(迎え滝)

(迎え滝)

黒山三滝の入口付近には「迎え滝」と呼ばれる小さくまとまったいい感じの滝があり、先ずはカメラに納めました。

(根っこ食堂)

(根っこ食堂)

さらに進むと「根っ子食堂」があります。

ここは、昔ながらのたたずまいで2階が食堂で1階は木工品が展示販売されています。

黒山三滝

道をさらに進むと釣り堀の看板があるお休み処があり、そこではイワナニジマスの炭火きを売っていていいにおいがしています。

この辺は杉の木立ちの間に道路を作った感じですので、うっそうとした感じもします。

さらに進み黒山三滝を目指します。

ありました!

黒山三滝の一つ、天狗滝

(黒山三滝の一つ、天狗滝)

最初にあるのが黒山三滝の一つである「天狗滝」。

道路から少し奥まったところにあり、全貌はよく見えません。

帰りに見ることにして、「女滝」「男滝」を目指します。

これらの滝は天狗滝からはすぐ近くにあります。

「お休み所もみじや」

「お休み所もみじや」

女滝、男滝に着く前にあるお休み処が「お休み所もみじや」で、古い造作で昭和の雰囲気がある茶屋です。

時間の関係もあり立ち寄らなかったですが、みそおでんなどが食べられるようです。

それ以外に、店頭では地元のお土産品が並んでいます。

時間があれば、こういうところで昭和の風情を楽しむのもいいですね。

黒山三滝、男滝と女滝

(黒山三滝、男滝と女滝)

お休み処を過ぎると、いよいよ黒山三滝の看板と女滝・男滝の勇姿が見えてきました。

高い断崖から豊富な水量で一直線に流れ落ちるのが男滝。

滝つぼに落ちた後は、向きを左に変え女滝へと流れ落ちる二段構成の滝です。

女滝は落差は小さいですが、形がよくやはり豊富な水を流し落としています。

これが女滝です。

(黒山三滝の一つ、女滝)

(黒山三滝の一つ、女滝)

2つの滝が一望できるアングルで何枚かの写真を撮って、太鼓橋を渡って対岸へ移り岩の上に続く道を登ると、男滝が眼の前に現れます。

黒山三滝の一つ、男滝

(黒山三滝の一つ、男滝)

流れ落ちる豪快な音や豊富な水量で迫力があり、滝を間近で見る楽しさをより感じます。

間近で見る滝は感動です!

水の背後には祭壇のようなものが見え、その昔修験者が道場として使っていたことを想像させられます。

男滝と女滝の勇姿を十分堪能した後は、帰りに見ることにした天狗滝へと向かいました。

道路からは天狗滝へと続く遊歩道がありますので、奥へと進みます。

黒山三滝の一つ、天狗滝

(黒山三滝の一つ、天狗滝)

遊歩道は安全上の理由で、滝には十分接近できない手前までしか続いていません。

浸食がかなりあり、滝も後退している様子。

 水量はそんなに多くないようですが、よく見えないこともあって神秘感があります。 

 

天狗滝を最後に駐車場へと向かいました。

黒山三滝でのマイナスイオンを満喫した一日でした。

黒山三滝へ行かれる方に参考になれば嬉しいです。

■滝の種別・落差

・滝の形態:直瀑(男滝、女滝、天狗滝とも)

・滝の落差:男滝11m、女滝5m、天狗滝14m

黒山三滝の周辺観光

黒山三滝に行ったときには、立ち寄ってみたい周辺の案内をします。

・五大尊つつじ公園

五大尊つつじ公園

(五大尊つつじ公園)

越生のつつじの名所といえば、五大尊つつじ公園が有名です。

毎年4月下旬~5月上旬のつつじの季節は、10,000株にも及ぶつつじが色鮮やかに咲き誇り圧巻です。

五大尊って何と思われる方がいるかもしれまんせんが、五大尊明王の略です。

ちなみに五大尊は、不動、降三世(ごうざんぜ)、軍荼利(ぐんだり)、大威徳金剛夜叉の五大明王のことです。

公園に隣接して木造五大明王像が祀られていたお寺があります。

境内には、樹齢役300年を越えるつつじの古木も数多く残っています。

毎年4月下旬から5月上旬には、「五大尊つつじ祭り」が開催され多くの人で賑わいます。

■所在地:〒350-0411 埼玉県入間郡越生町黒岩303

■入場料:つつじ祭り期間中は有料

■駐車場:あり(無料)

■問い合わせ:越生町観光協会
TEL049-292-1451

越生梅林

越生梅林

越生梅林

越生町は梅林でも知名度が高く、水戸偕楽園熱海梅園とともに「関東三大梅林」の一つとされています。

面積2haの広い園内には1,000本の梅の木が植えられ、毎年開花時期には紅白の花が美しく彩ります。

毎年2月下旬から3月中旬には「越生梅林梅まつり」が開催され、さまざまなイベントもあり多くの人で賑わいます。

■所在地:〒350-0406 埼玉県入間郡越生町堂山113

■入場料:400円(中学生以上)、300円(15人以上)

■駐車場:あり(普通車500台収容)、梅まつり期間中は有料

■問い合わせ:越生町観光協会
TEL049-292-1451

黒山三滝の見どころ、アクセス方法や駐車場は?涼感を味わえる越生町の滝を紹介まとめ

黒山三滝の見どころ、アクセス方法や駐車場など実際見てきた時の感想も含めて紹介しました。

黒山三滝は埼玉県越生町にある滝で、男滝・女滝・天狗滝の総称です。

一番落差が大きいのは天狗滝で14m、男滝は11m、女滝は5mとなっています。

一番迫力があるのは間近で見ることができる男滝で、比較的に小さいながらも水量の多さ、滝つぼに流れ落ちる水の音に圧倒されます。

その水が左に向きを変え、さらに女滝となって流れ落ちます。

都会から比較的近いところに、こんな素晴らしい滝があるのかと思うと嬉しくなってきます。

高速道路からも近く関越自動車道鶴ヶ島IC・東松山ICから県道経由で約35分という立地。

駐車場も無料で駐車できるところが2ヶ所ありますので安心して行くことができます。

参考になれば嬉しいです。