関東・中部・東北周辺の滝巡り案内

滝はなぜか神秘的だ!滝のある空間で五感をすませば色々なことが 楽しめ、ほっとした気持ちになる。 関東・東海・中部・東北周辺の巡った滝を中心に、滝の見どころや訪れた時の感想、アクセス方法などを案内しています。

平湯大滝の見どころ、アクセス方法や駐車場は?奥飛騨にある日本滝百選の名瀑

平湯大滝

岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯温泉にある平湯大滝の見どころ・アクセス方法や駐車場、実際に行って見てきた感想などをまとめました。

平湯大滝は高原川上流の大滝川にかかる滝で、落差64m、幅6mの直瀑です。

飛騨三大名瀑の一つで、日本の滝百選や岐阜県の名水50選にも選ばれています。

水量が豊富でスケールが大きい大迫力の滝です。

この記事では、平湯大滝の滝の見どころ、アクセス方法や駐車場、平湯大滝への行き方や見てきた感想、周辺観光についても紹介しています。

平湯滝へのアクセス方法・行き方

平湯大滝へのアクセス方法を紹介します。

平湯大滝の所在地:岐阜県高山市平湯温泉郷平湯768-47

<車の場合>

長野自動車道「松本IC」から国道158号経由で48km、約1時間、滝見広場駐車場から徒歩5分

<電車.バスの場合>

JR高山駅下車、濃飛バス新穂高温泉行きで52分、大滝口・キャンプ場前バス停で下車、徒歩20分

・問い合わせ

奥飛騨温泉郷観光協会、TEL 0578-89-2614

平湯大滝の駐車場は?

次の2箇所に駐車することができます。

・旧平湯大滝公園駐車場:普通車50台(無料)

ここから平湯大滝までは、徒歩15分

・滝見広場駐車場:普通車20台(無料)※

平湯大滝までは徒歩5分

滝見広場駐車場付近には公衆トイレがあります。

※2020年6月19日から、滝見展望広場までの車の乗り入れができるようになりました。

滝の見どころ

平湯大滝は高山市奥飛騨温泉郷を流れる高原川上流の大滝川にかかる滝で、飛騨三大名瀑の一つ、日本の滝百選にも選定されています。

スケールが大きく、落差64m、幅6mの滝です。

また、岐阜県の名水50選にも選ばれています。

奥飛騨温泉郷平湯温泉にも近いので、滝と温泉の両方を楽しむこともできる人気スポットです。

初夏は新緑の美しさ、秋は紅葉の名所、冬には氷瀑のライトアップなどで多くの観光客に親しまれている滝。

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奥飛騨は冬の寒さが厳しいので、巨大な滝が凍る姿が見られます。

氷瀑を見られるところは、全国的に少ないですが、平湯大滝では氷結する2月になると「平湯大滝結氷まつり」が開かれてライトアップされので、雪のない季節とは違う幻想的な滝が見られます。

巨大な岩盤から水が流れ落ちるさまは、迫力があり圧倒されます。


平湯大滝がある平湯温泉には、温泉発祥を伝える「白猿伝説」というのがあるそうです。

”今から450年ほど前、甲斐の国の軍勢が飛騨に攻め入りました。

このとき、疲労困憊した甲斐の兵士がやっとの思いで平湯大滝までたどり着き、ぼんやり滝を眺めていると、滝の口から一匹の年老いた白猿が降りてきて、山中にこんこんと湧き出る温泉へとみちびいてくれました。

これが平湯温泉のはじまりと伝えられています。”
(引用:現地案内板)

こんな伝説に思いを馳せ平湯大滝を眺めるのもいいかもしれませんよね。


以前は、平湯大滝周辺が平湯大滝公園として整備されていましたが、2016年に公園と体験・滞在型の観光施設は休館となりました。


なので、以前あった足湯も利用することができません。

でも、大きな駐車場はそのまま使えますので、滝に行くときに利用できます。

また、冬の平湯大滝結氷まつりも続けられています。

平湯大滝への行き方と実際見てきた感想を紹介

岐阜県が世界に誇る世界遺産白川郷と松本から国道158号を通り安房峠を抜ける途中にある平湯大滝、飛騨大鍾乳洞も見ようとする一泊の旅に出発です。

時期は、新緑の季節6月9日。

このブログは、滝案内のブログですので、途中に寄った平湯大滝についての印象や感想を書いていきます。

松本から国道158号線を走り、1時間弱程度で平湯大滝公園の駐車場に到着しました。

私が訪れた時は、まだ平湯大滝公園が閉鎖になる前でした。

平湯大滝の駐車場

(平湯大滝の駐車場)

駐車場は大きく、普通車は100台は駐車できそうでした。

ついでながら書いておきますと、この駐車場は平湯大滝に来る方のために現在も無料で駐車できます。

また、前節でも書いたように今までは通行止だった滝見展望台広場まで車が乗り入れられるようになりました。

駐車場に車を停めて、車が通れる遊歩道を歩いて行くと左側に平湯大滝公園の入口がありました。

滝を見た帰りに時間があれば寄ることにして、さらに進むと10分位で滝に展望台広場に到着です。

ここから平湯大滝までは、まだちょっと離れているような気がしますが、巨大な平湯大滝と流れ落ちる水の音が聞こえてきます。

平湯大滝の展望広場にある巨石

(平湯大滝の展望広場にある巨石)

平湯大滝を眺める位置に大きな手のひらのような石があるのが印象的でした。

周りは広葉樹の森、うっそうとした雰囲気のなかで轟音を立てて流れる平湯大滝の存在感が伝わってきます。

豪快に流れ落ちる平湯大滝

(豪快に流れ落ちる平湯大滝)

期待に胸を膨らみ、さらに近くで見たい気持ちに駆られます。

遠景の平湯大滝を写真に納め、滝壺に近づく遊歩道を進むと川のせせらぎが聞こえ、来て良かったとの思いが強くなってきます。

迫力に圧倒される平湯大滝

(迫力に圧倒される平湯大滝)

さらに進むと、滝から落ちる水煙が舞い上がりまるで小雨のよう!!

その大きさと迫力に圧倒されます。

さすが、日本の滝百選だけあります。

濡れるのであまり長くいることができないので、いいショットを写真に納め先程の展望台広場に戻りました。

後日ですが、冬の平湯大滝も神秘的なので訪れました。

雪が多いので初夏に見た平湯大滝とはまったく様子が異なります。

(冬の平湯大滝)

流れ落ちる水の豪快さは見えませんが、巨大な雪に覆われたさまや大きな氷柱などに圧倒されます。

氷瀑を一度見たいという方におすすめです。

■滝の落差:64m

■滝の幅:6m

■滝の形態:直瀑

周辺観光

平湯大滝へ行ったついでに寄ってみたい周辺観光を紹介します。

・飛騨大鍾乳洞

飛騨大鍾乳洞

(飛騨大鍾乳洞)

飛騨大鍾乳洞は、全長が800mにもおよび、大きく、見ごたえのある鍾乳洞です。

また、日本の観光鍾乳洞の中で最も標高が高い(900m)にあることでも有名です。

ここの鍾乳洞では、不規則に曲がって成長するヘクタイトと呼ばれる鍾乳石が多いことでも知られています。

自然が作り出した地下の空間は、考えるほどに神秘的かつ幻想的です。

併設してこの洞窟の発見者、大橋外吉氏の「大橋コレクション館」がありますので、見学すると面白いです。

2007年に盗難にあって、犯人逮捕後に返却された時価総額3億円の金塊など、いままで見たことがないような美術品や装飾品などを沢山見ることができます。

■所在地

岐阜県高山市丹生川町日面1147 

TEL:0577-79-2211 

■営業時間

4月〜10月    8:00 ~ 17:00 (閉館17:30)
11月〜3月    9:00 ~ 16:00 (閉館16:30)

年中無休

■料金(飛騨大鍾乳洞・大橋コレクション館共通)

大人(高校生以上):1,100円

小人(小中学生):550円

■駐車場

普通車300台(無料)

白川郷

世界遺産 白川郷

世界遺産 白川郷

世界遺産に登録された「合掌造り集落」を見ることができます。

冬の豪雪に耐えるように工夫された茅葺屋根の合掌造りと田園の風景は、日本人の心の風景と言えるもので見る人の心を和ませてくれます。

伝統的な建築様式ばかりでなく、住民同士が助け合う「結(ゆい)」の心、霊峰白山に囲まれた大自然の風景などを楽しむことができます。

現在も生活の場として使われていますので、住民の方の迷惑にならないようにマナーを守りましょう。

■所在地

岐阜県大野郡白川村荻町(かん町地区他)

■駐車場

あり、普通車1000円

■問い合わせ

白川郷観光協会:TEL 05769-6-1013

 

平湯大滝の見どころ、アクセス方法や駐車場は?奥飛騨にある日本の滝百選の名瀑のまとめ

岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯温泉にある平湯大滝の見どころ、アクセス方法や駐車場についてまとめました。

平湯大滝は高原川の支流である大滝川にかかる滝で、落差64m、幅6mの直瀑です。

飛騨三大名瀑の一つで、かつ日本の滝百選や岐阜県の名水50選にも選ばれている名瀑です。

名瀑といわれるだけあって、落差64mから大量の水が流れ落ち、周りが水煙で霞む様は、大迫力で感動します。

奥飛騨温泉郷平湯温泉にも近いので、お湯と滝の両方が楽しめる人気のスポットです。

初夏は緑と白樺林、秋は色づく山々の紅葉、冬は氷瀑も楽しめるなどどの季節でも楽しむことができます。

車で行く場合は、長野自動車道の松本ICから国道158号経由で1時間。

駐車場も完備され、滝見広場駐車場では普通車が20台停められ、徒歩5分で平湯大滝に行くことができます。

周辺観光としては、飛騨大鍾乳洞、世界遺産白川郷などがおすすめ。