関東・中部・東北周辺の滝巡り案内

滝はなぜか神秘的だ!滝のある空間で五感をすませば色々なことが 楽しめ、ほっとした気持ちになる。 関東・東海・中部・東北周辺の巡った滝を中心に、滝の見どころや訪れた時の感想、アクセス方法などを案内しています。

カムイワッカ湯の滝の見どころ、アクセス方法や駐車場は?世界遺産知床にある温泉が流れる滝

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カムイワッカ湯の滝

北海道斜里郡斜里町にあるカムイワッカ湯の滝の見どころ・アクセス方法や駐車場、実際に行って見てきた感想などをまとめてみました。

カムイワッカ湯の滝は、世界遺産の知床、カムイワッカ川にかかる滝で、滝自体が温泉となっている珍しい滝です。

知床半島にある活火山の硫黄山の源から湧き出る温泉がカムイワッカ川に流れ込んでいるので、下流にある滝つぼは天然の露天風呂になっています。

下流から「一の滝」〜「四の滝」まであります。

比較的容易に行ける一の滝の落差は約20m、滑らか滑らかな岩肌をなめるように流れる渓流瀑です。

以前から、知床八景として知られていましたが、2005年には世界遺産に登録され一躍有名になりました。

この記事では、カムイワッカ湯の滝の見どころ、アクセス方や駐車場、カムイワッカ湯の滝への行き方や見てきた感想、周辺観光について紹介しています。

カムイワッカ湯の滝へのアクセス方法・行き方

カムイワッカ湯の滝へのアクセス方法を紹介します。

カムイワッカ湯の滝の所在地:北海道斜里郡斜里町遠音別村

<車の場合>

・マイカー利用期間:6月上旬〜8/5及び8/16〜9/29

カムイワッカ湯の滝の駐車場まで車で行くことができます。

女満別空港から国道39号国道334号道道93号などを経て115km、2時間30分、駐車場から徒歩2分

 

シャトルバス運行期間:8/6〜8/15

カムイワッカ湯の滝まで車で行くことができません。

知床自然センターまたは知床五湖に駐車して、シャトルバスを利用。

<電車.バスの場合>

2023年の利用について紹介します。

毎年変わるので事前に確認ください。

・マイカー利用期間:6月上旬〜8/5及び8/16〜9/29

カムイワッカ湯の滝へのバス運行がありません。

 

シャトルバス運行期間:8/6〜8/15

アクセス方法は次のようになります。

JR知床斜里駅下車、斜里バス知床ウトロ温泉行で、55分、終点下車。斜里バス知床湖行きに乗り換えて10分、知床自然センター前バス停で下車。

知床自然センターでカムイワッカ湯の滝行きのシャトルバスに乗り換え、約35分、バス停から徒歩20分。

または、ウトロ温泉にあるウトロ温泉バスターミナルからカムイワッカ湯の滝行きのシャトルバスに乗り換え、約45分、バス停から徒歩20分

・問い合わせ

知床斜里観光協会、TEL 0152-22-2125

カムイワッカ湯の滝の駐車場は?

イカー利用期間は、カムイワッカ湯の滝の入口にある無料駐車場を利用できます。

一般車約20台

駐車場の付近に仮設トイレがあります。

シャトルバス運行期間は、車でカムイワッカ湯の滝へ行くことができませんので、以下に駐車。

・知床自然センター

一般車182台(無料)、大型バス5台(無料)

知床五湖

約100台(有料)

カムイワッカ湯の滝の見どころ、温泉が流れる珍しい滝

カムイワッカ湯の滝、一の滝

カムイワッカ湯の滝、一の滝)

カムイワッカ湯の滝の水系は知床半島にある硫黄山山麓から流れるカムイワッカ川で下流から「一の滝」~「五の滝」まである渓流瀑です。
比較的容易に行ける「一の滝」は、落差20mで滑らかな岩肌を流れる滝。

世界遺産「知床」に位置することもあり、多くの観光客が立ち寄る人気スポットとなっています。

カムイワッカ」とはアイヌ語で「カムイ」は神、「ワッカ」は水なので、神の水という意味があります。

この川の水には硫黄分が含まれているので、飲めないことや川の生物が住めないことから魔の水とも解釈できるとか。

カムイワッカ湯の滝の見どころは、何と言っても名前が示すように温泉が流れていることです。

カムイワッカの湯の滝の「一の滝」〜「四の滝」までは連続してあり、それぞれの滝つぼが天然の露天風呂になっています。

以前は、一の滝だけは自由に行けましたが2023年から見学方法が大幅に変わり、個人では行けなくなり有料のツアーに参加することで、四の滝まで行けるようになりました。

滝を見るための遊歩道は整備されていなく、上流の四の滝まで行くには滑りにくい靴を履いて川の中を歩いて登ります。

自分の脚で大自然の川の中を歩く醍醐味は、冒険的でなんとも言えない魅力です。

駐車場から一番近い一の滝は、徒歩2分くらいで行くことができます。

カムイワッカ川を流れる温泉の温度は、上流の四の滝に行くほど高くなり、最下流の一の滝では、約30℃、四の滝では35〜38℃で入浴も楽しめます。

なお、入浴をするには水着の着用が必要。

長らくのあいだ、落石の危険などで一の滝までしか行けませんでしたが、またガイドツアーで四の滝まで行けるようになったのは嬉しいですね。

ガイドツアーに参加するにはオンラインの予約サイトでのみ申し込みができます。

予約が取れたら、水の中を歩いたり、滝を登ったりするので下半身が濡れてもいいような服装の準備や濡れた岩でも滑りにくいウォーターシューズなどの準備も必要です。

ヘルメットは、無料で貸してもらえます。

万全の準備をしてケガのないように注意し、貴重な体験をしましょう。

カムイワッカ湯の滝への行き方と実際見てきた感想を紹介

この記事は、前回書いた

takimeguri.hatenadiary.com

の続編に当たるものです。

世界遺産知床の入口あったオシンコシンの滝のスケールの大きさに圧倒された後は、知床五湖の先にあるカムイワッカ湯の滝に向かいました。

私が行った当時は、マイカー規制もなく車でのアクセスにはなんの不自由もありませんでした。

ただ、落石の危険があり行けるのは、一番下流にある「一の滝」だけで、「二の滝」〜「四の滝」へは立入禁止という時代です。

オシンコシンの滝の駐車場に面する国道334号道道93号を経由し31km、途中知床五湖を抜け約1時間でカムイワッカ湯の滝の駐車場に到着しました。

知床五湖からは10分程度でカムイワッカ湯の滝に着きます。

カムイワッカ川にかかるカムイワッカ橋を渡ると駐車場がありました。

駐車台数できる台数は、20台程度の駐車場でしたがなんとか駐車できました。

カムイワッカ湯の滝

駐車場の付近にはカムイワッカ湯の滝の看板がありましたが、その横には「ヒグマ頻繁に目撃されています!」「ご注意ください!」の看板もありました。

ヒグマに注意の看板

(ヒグマに注意の看板)

まさに、この辺はヒグマが棲んでいるところに人間が侵入しているといった感じです。

ヒグマにとっては、迷惑なことかもしれません。

カムイワッカ湯の滝、一の滝

カムイワッカ湯の滝、一の滝)

駐車場から一の滝への入口に向かい、10分程度でゴロゴロとした岩場の道に出て更に進むと2~3分でカムイワッカ川に出て、もうそこが一の滝です。

滝と言ってもカムイワッカ湯の滝は、渓流瀑なので傾斜した岩肌の上を滑るように流れています。

水量は、足首以下の感じで比較的穏やかな流れです。

ここから先は、一の滝を見るための遊歩道はありませんので、川の中を歩いて登るか引き返すしかありません。

ウォーターシューズや濡れてもいい着替えは準備は何もしていなかったので、川登りをすべきか躊躇していたところ、近くにいた人から

「はだしでも大丈夫ですよ!」

と声をかけられました。

はだしでも大丈夫なことが分かり、早速はだしになり一の滝に入り、上流へと登りました。

冷水ではなく、ぬるいお湯といった水温で心地いい感触です。

また、ゴツゴツとした感触はなく、滑らかな岩肌なので歩くには何の支障もありません。

温泉が流れる川の中を歩くって、人生で初めての経験なので感動しました。

一の滝を登り切ると段差が切り変わりニの滝が始まりますが、ここから先は立入禁止になっていて進むことができません。

帰りは下りになるので、滑って転ばないように注意しながら、無事靴を脱いだところまで戻ることができました。

カムイワッカ湯の滝、一の滝

カムイワッカ湯の滝、一の滝)

カムイワッカ湯の滝、一の滝

カムイワッカ湯の滝、一の滝)

この素晴らしい温泉の滝をバックに記念写真を撮ったり、看板の近くから見られる一の滝の滝つぼを写真に撮りながらカムイワッカ湯の滝に別れを告げました。

2023年からは試行的に、ガイド付きのツアーなら、2006年以来立ち入禁止になっていた二の滝~四の滝まで行けるようになったので、滝好きな方は是非検討してみていかがでしょうか?


カムイワッカ湯の滝、一の滝の落差:20m

・滝の形状:渓流瀑

カムイワッカ湯の滝の周辺観光

カムイワッカ湯の滝へ行ったついでに寄ってみたい周辺観光を紹介します。

知床五湖

知床五胡、一湖

(知床五胡、一湖)

知床五湖知床国立公園の中にあり、世界遺産に指定されている神秘的な湖です。

湖は全部で5つあり、一湖から五湖までの名前がついています。

どの湖も原生林に囲まれ、知床連山を背景に湖の美しさや大自然を満喫できる素晴らしいところ。

知床五湖の周辺にはエゾシカやヒグマ、エゾリスなど多くの野性動物が生息しています。

実際地上の遊歩道を歩いていても、エゾシカエゾリスに出会いますが、ヒグマの目撃情報も多いので注意が必要です。

知床五湖を散策するには、地上遊歩道と高架遊歩道の2種類から選べます。

高架遊歩道は無料で利用でき一湖まで続いていて、途中には3つの展望台がlあり、知床連山やオホーツク海を眺めることができます。

一方、地上遊歩道は一湖から五湖まで散策できますが、有料で利用方法も時期によって異なります。

植生保護期やヒグマ活動期は、制限される場合もあります。

自由利用時期以外は遊歩道に関するレクチャーの受講や立入認定証が必要です。

■所在地

〒099-4356

北海道斜里郡斜里遠音別村

・問い合わせ

知床斜里観光協会、TEL 0152-22-2125

・知床自然センター

知床自然センター

(知床自然センター)

知床自然センターは観光案内所ですが、簡単には行けない奥知床や冬の知床など知床の自然をより深く知ることができます。

映像館では、オリジナル映像作品「知床の冒険」などを上映しており大迫力のスクリーンで知床の自然の美しさを楽しめます。

その他にも企画展示が開催されてていて、知床の魅力に触れられます。

■所在地

〒099-4356

北海道斜里郡斜里遠音別村字岩宇別531

カムイワッカ湯の滝の見どころ、アクセス方法や駐車場は?世界遺産知床にある美しい滝のまとめ

北海道斜里郡斜里町にあるカムイワッカ湯の滝の見どころ、アクセス方法や駐車場についてまとめました。

カムイワッカ湯の滝は、知床半島にある活火山の硫黄山の源から湧き出る温泉が流れるカムイワッカ川にかかる滝で、文字通りお湯の渓流瀑です。

下流から「一の滝」〜「四の滝」まであり、それぞれの滝つぼは、天然の露天風呂となっています。

比較的容易に行ける一の滝の落差約20m、滑らか滑らかな岩肌をなめるように流れる渓流瀑。

2006年から二の滝より先の上流は、立ち入り禁止になっていましたが、2023年から大幅に変更され、ガイド付きの有料ツアーのみ四の滝まで行けるようになりました。

空路を使って女満別空港でレンタカーを利用すると、2時間30分くらいで行けます。

世界遺産の知床は他にもたくさん見どころがあるので斜里町ウトロ温泉の宿泊施設を拠点にされることをおすすめします。

車の利用はマイカー規制があり、その間は専用のシャトルバスでしか行けませんので、事前にご確定ください。

駐車場はカムイワッカ湯の滝の入口にあり、普通車は20台程度停めることができます(無料)。

周辺観光としては、知床五湖、知床自然センターなどがおすすめ。