関東・中部・東北周辺の滝巡り案内

滝はなぜか神秘的だ!滝のある空間で五感をすませば色々なことが 楽しめ、ほっとした気持ちになる。 関東・東海・中部・東北周辺の巡った滝を中心に、滝の見どころや訪れた時の感想、アクセス方法などを案内しています。

払沢の滝の見どころ、アクセス方法や駐車場は?深山幽谷の趣きを伝る日本の滝百選の滝

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払沢の滝

(払沢の滝)

東京都檜原村にある払沢の滝の見どころ・アクセス方法や駐車場、実際に見てきた感想をまとめてみました。

払沢の滝は、秋川の源流としての北秋川の支流であるにセド沢かかる滝で、落差60m、全4段からなる段瀑です。

東京都で唯一日本の滝百選に選ばれている滝です。

この記事では、払沢の滝の見どころ、アクセス方や駐車場、払沢の滝への行き方や見てきた感想、周辺観光についても紹介しています

払沢の滝へのアクセス方法・行き方

払沢の滝へのアクセス方法を紹介します。

払沢の滝の所在地:東京西多摩郡檜原村本宿

<車の場合>

中央自動車道「八王子IC」を降り国道411号、五日市街道を経て約50分、駐車場に車を停め徒歩15分   

<電車.バスの場合>

JR武蔵五日市駅から西東京バス払沢の滝入口、小岩、数馬行きバスに乗り約30分、払沢の滝入口で下車、徒歩で15分。

・問い合わせ

檜原村観光協会、TEL 042-598-0069

払沢の滝の駐車場は?

払沢の滝へ車で行く場合は、払沢の滝の入口にある無料駐車場を利用することができます。

駐車台数は約28台

駐車場にはトイレ施設もあります。

払沢の滝の見どころ

払沢の滝は南アルプス東京都の檜原村にあり、秋川の支流である北秋川のセド沢にかかる滝で落差60m、段瀑構成の滝です。

遊歩道から見る払沢の滝はストンと落ちる直瀑のように見えますが、奥が50mほどあり、全体で4段の段瀑となっています。

周辺の木々により、遊歩道から見える滝は最下段しか見えませんが、その落差は23mほどです。

東京都で唯一の日本の滝百選に選ばれていて、深い山合いにある風情は深山幽谷の趣きを伝えています。

東京都にこんなに山深く、自然を満喫できるところがあるのかと思うほどです。

払沢の滝へと続く遊歩道には、村の陶芸作家の作品を展示するおしゃれなカフェや古い郵便局をリノベーションした木工製品のお店もあり、さすが都内という感もあります。

滝壷はエメラルド色の水たたえており、大蛇が住んでいたという伝説もあったとおり神秘的な姿を見せています。

夏の深い緑、紅葉、冬の氷瀑と四季をとおして楽しめ訪れる人も多いです。

払沢の滝のいわれは、滝の水の流れ落ちる様子が僧侶が使う払子(ほっす)が垂れたように見えたことによるという説があるそうです。

なので、最初は払子の滝と呼ばれ、それが地形の沢と合わさって払沢の滝と呼ばれようになったとか。

滝の呼び名にも歴史を感じます。

また、夏には桧原村最大とイベント「払沢の滝ふるさと夏祭まつり」が行われ、併せて滝のライトアップもされます。

普段は払沢の滝には照明設備がないので、夜間には滝を見ることが難しいですが、この期間は闇の中に浮かび上がる幻想的な滝を見ることができ、併せてお祭り気分も楽しめます。

催し物として、桧原太鼓・郷土芸能、花火打ち上げがあり、模擬店も開かれ大いに賑わいます。

払沢の滝の夏のお祭りの他には「払沢の滝冬まつり」もあります。

払沢の滝は冬に氷結することでも有名なので、最も氷つく日を当てるクイズやフォトコンテストも開催されています。

都内からも近く、駐車場から15分程度で行けますので、歩くのが苦手な人でも気軽に行くことができます。

払沢の滝への行き方と実際見てきた感想を紹介

東京都にある日本の滝百選である払沢の滝へ行こう行こうと思っていたのがようやく実現できました。

私は新緑の頃や木々が元気な深緑の夏の滝を好きですが、今年の夏は異常に暑い日が続いていたので、暑さが一段落した10月上旬に待ちに待った払沢の滝へ車で行ってきました。

中央自動車道「八王子IC」を降り、国道16号を経由し都道169号(新滝山街道)を抜け、都道61号、都道7号(旧五日市街道)、都道33号(檜原街道)などを走って到着、50分位かかりました。

払沢の滝駐車場

(払沢の滝駐車場)

払沢の滝の駐車場は滝の入口付近にあり、無料で停めることができました。

駐車場の近くには、トイレ施設や滝までの案内板もありますので迷うことはありません。

これから払沢の滝へと出発です。

おしゃれな感じのカフェ

(おしゃれな感じのカフェ)

遊歩道の入口付近には、おしゃれな感じのカフェがありました。

今までに近郊の滝をいくつも巡りましたが、遊歩道付近にカフェがあるのは、極少数のように思います。

ウッドチップが敷かれた快適な遊歩道

ウッドチップが敷かれた快適な遊歩道)

遊歩道は、緩い上り坂ですが急ではなくウッドチップが敷かれているので、快適に歩けます。

木々の間に続く遊歩道は良く整備されているので、森林浴をしながら歩くのは全く気持ちよく、都会の喧騒を忘れさせてくます。

古い郵便局を移築して作った木工製品のお店

(古い郵便局を移築して作った木工製品のお店)

さらに進むと、昭和の初期?にでも建てられたような洋風の建物が見えてきました。

近づくと郵便のマークが?

一瞬、え!?

こんなところに郵便局があるの?、と思いました。

近づいてみると現役の郵便局ではなく、古い郵便局を移築して作ったお木工製品のお店のようです。

私が行った日は平日でしたので開いていませんでしたが、週末には開いているようです。

裏はガケなので、下から支える基礎工事がさぞ大変だっただろうと思います。

周りを楽しみながら歩ける遊歩道です。

この沢の水は檜原村簡易水道源としても利用されているとことで、清水を引いているパイプも見えました。

それだけ、払沢の滝にはきれいで澄んだ水が流れているので汚してはいけないと再確認しました。

払沢の滝

(払沢の滝)

そうこうしている内に、大きな岩が立ちふさがりいよいよ払沢の滝が見えてきました。

静かな山あい、まだ深い緑の木だちの中にストンと30m位の高さから落ちている払沢の滝の滝です。

ようやく、出会えた払沢の滝が見られ感動です。

払沢の滝:上に3段目の滝が見える

(払沢の滝:上に3段目の滝が見える)

少し離れた位置からは、その奥に3段目の滝が垣間見えます。

払沢の滝

払沢の滝の滝は全体で4段構成の段瀑なので、少し上から全体を見下ろせるとどんなに素晴らしいのだろうと思いを巡らせました。

水量はそれなりに多いですが、ゴーゴーと流れ落ちるダイナミックな滝とは違い、まさに深山幽谷の趣きにふさわしい滝の流れとも言えます。

きれいにカッコ良く見える位置を進んだり、下がったり、左右に移動したりしてベストアングルの写真もたくさん撮りました。

払沢の滝の滝つぼ

(払沢の滝の滝つぼ)

滝壺に近づいてみると、エメラルドグリーンに透き通る水がなぜか神秘的に見え、昔大蛇が住んだという伝説も思い浮かんできます。

こんな素晴らしい滝が東京都にあるんだと思うだけでも、この滝に来て良かったと思いました。

帰路は、やや下りの遊歩道を歩き、木々の間から木漏れ日が差すのも気持ち良く、快適な払沢の滝でした。

払沢の滝の周辺観光

払沢の滝に行ったついでに寄ってみたい周辺観光について紹介します。

大岳(おおたけ)鍾乳洞

近くの養沢には、東京都の天然記念物に指定されている大岳鍾乳洞があります。

昭和36年10月に田中さんという個人の方が発見し、手掘りで中に人が入れるようにしたとのことです。

以来、夫婦で鍾乳洞を守り続けてきて、現在はお孫さん夫婦を中心に家族で営んでいます。

洞内は全長300mの一周コースがあり、みごとな鍾乳石、石筍、石柱、石灰華等を見ることができます。

また、この鍾乳洞の近くには、三ツ合鍾乳洞があり、こちらは全長約100m。

洞窟好きの人ははしごで回れます。

・所在地: 東京都あきる野市養沢1587 

・アクセス

<車の場合>

五日市街道を走り、「武蔵五日市」駅をより秋川渓谷沿いを約15分

<電車.バスの場合>

JR五日市線「武蔵五日市」駅から西東京バス、上養沢行きに乗り、「大岳鍾乳洞入口」下車25分、徒歩25分

・駐車場:あり、6台、無料

・料金:大人500円、中学生400円、小学生300円

・営業時間

9:00~16:00(季節や天候等により変更あり)

木曜日(祝日の場合は休まず営業)

・問い合わせ:TEL 042-596-4201

檜原都民の森

檜原都民の森:滝見橋

(檜原都民の森:滝見橋)

払沢の滝と同様に檜原村奥多摩三山の一つ三頭山の麓にある公園です。

東京都環境局が設置したもので、都民が自然に親しみ森林に理解を深める目的があり、無料で利用できます。

いわば、森林公園に近いですが、設趣旨は違うようです。

敷地内には自然と触れ合える複数のハイキングコースがあり森の空気を満喫できます。

また、コースの中には檜原村の名所である三頭大滝があり、落差35mの滝を間近で見ることができます。

ハイキングコースは、ウッドチップが敷き詰められとても歩き易くなっています。

森林館、木材工芸センター、野鳥観察小屋などもあり、森との触れ合い、自然観察ができます。

・所在地: 東京都西多摩郡檜原村数馬7146

・アクセス

<車の場合>

中央自動車道上野原ICから県道(甲武トンネル)経由で約45分

<電車.バスの場合>

JR五日市線「武蔵五日市」駅から西東京バス、都民の森行きに乗り、1時間15分、「都民の森」下車(12月~2月運休)
    
・駐車場:あり、無料(普通100台、大型5台)          

・料金:無料

・問合わせ    

檜原村観光協会、TEL 042-598-0069

払沢の滝の見どころ、アクセス方法や駐車場は?深山幽谷の趣きを伝る日本の滝百選のまとめ

東京都檜原村にある払沢の滝の見どころ、アクセス方法や駐車場についてまとめました。

払沢の滝は北秋川の支流であるセド沢にかかり、落差が60m、全体で4段構成の段瀑です。

その内下から見えるのは、最後の段で落差は23mほどあります。

木々の間からその上の3段目の滝の一部を見ることができるので、奥行きを感じさせてくれます。

払沢の滝は東京都にある滝で唯一日本の滝百選に選ばれています。

森林の中、払沢の滝へと続く遊歩道は、気持ち良く東京都にこんな素晴らしいところがあるのかとの驚きです。

その奥には、深山幽谷の趣きを伝え、滝壺にはエメラルドグリーンの水を蓄える払沢の滝があり、どこから見ても素晴らしく、感動です。

駐車場からなんと15分で行け、そこでゆったりと鑑賞することができます。

高速道路から行く場合は、中央自動車道「八王子IC」より車で25km、約50分で行くことができます。

駐車場は払沢の滝の遊歩道の入口付近口にあり、普通車は28台程度停めることができます(無料)。

周辺観光としては、洞窟探検ができる大岳鍾乳洞、森と触れ合うことができる都民の森などがおすすめ。

参考になれば嬉しいです。