北海道斜里郡斜里町にあるオシンコシンの滝の見どころ・アクセス方法や駐車場、実際に行って見てきた感想などをまとめてみました。
オシンコシンの滝はチャラッセナイ川の河口付近にかかる滝で、落差約80m、幅約30mの分岐瀑。
知床八景の一つで、日本の滝百選の滝にも選ばれ大迫力の美しい滝です。
この記事では、オシンコシンの滝の見どころ、アクセス方や駐車場オシンコシンの滝へ
の行き方や見てきた感想、周辺観光についても紹介しています。
オシンコシン滝へのアクセス方法・行き方
オシンコシン滝へのアクセス方法を紹介します。
<車の場合>
旭川紋別自動車道「遠軽瀬戸IC」から道道493号、国道450号、333号などを経て最終的に斜里町で国道334号に入り157km、約2時間42分。車を停め徒歩5分
<電車.バスの場合>
JR知床斜里駅下車、斜里バス知床線で約42分、オシンコシンバス停で下車、徒歩5分
・問い合わせ
オシンコシンの滝の駐車場は?
オシンコシンの滝のすぐ近くに無料の駐車場があります。
駐車場から滝の中ほどまで階段で上がれるという好立地です。
・駐車台数:普通車35台
駐車場には公衆トイレ、お土産店「オシンコシン館」があります。
オシンコシンの滝の見どころ、世界遺産知床にある美しい滝
オシンコシンの滝の水系は知床半島を流れるチャラッセナイ川で落差80m、幅が30mの分岐瀑です。
世界遺産「知床」観光の入口に位置することもあり、観光客の多くが立ち寄る人気スポットとなっています。
オシンコシンの滝は、途中で2つに分かれるため別名「双美の滝」とも呼ばれることもあります。
「オシンコシン」とはアイヌ語で「そこにエゾ松が群生するところ」という意味で、「オシュンク・ウシ」が変化したとか。
名前の通り滝の周りは、緑いっぱいです。
ゴツゴツした黒い岩肌を分岐しながら流れ落ちるさまを水しぶきがかかるほどの近さで見ることができるので、スケールの大きさ、水量、轟音に圧倒されます。
滝つぼは見えますが、下りることはできません。
滝の近くには展望台があり、オホーツク海や知床連山などを眺めることができます。
オシンコシンの滝の魅力は、大迫力の双美の滝ですが、季節によっても表情が変化することも魅力です。
特に新緑の季節は、雪解けによって水量が増すので迫力がさらに増します。
また、冬は氷瀑になるので幻想的な景色が見られますが、冬は防寒対策が必要です。
世界遺産の知床の入口にあり無料の駐車場が完備、駐車場から徒歩5分で行けますので、知床に行ったときには是非立ち寄りたい滝の一つです
オシンコシンの滝への行き方と実際見てきた感想を紹介
筆者は関東に在住のため、関東から比較的行きやすい関東近隣にある滝で訪れた滝に
ついて紹介してきました。
なので、ブログのタイトルも「関東・中部・東北周辺の滝巡り案内」としています。
今回の北海道の滝の記事は、私の今までのスタンスとしては番外になってしまいますが、知床に行く機会がありその時に訪れた4つの滝について紹介していきたいと思います。
訪れた滝は次の4つ
先ずは、オシンコシンの滝から。
時期は8月、羽田空港から女満別空港に到着、ここでレンタカーを借りて知床を目指すことに。
知床に続く国道334号に入り斜里からさらに北上すると、この国道沿いにあるのがオシンコシンの滝です。
斜里町を抜けてさらにウトロ方面に30分くらい進むと、オシンコシンの滝は道路より高い位置から流れ落ちているのでオシンコシンの滝が見えてきました。
国道334号のすぐ脇にほそ長い駐車場があるのですぐに分かりました。
駐車料金は無料で、観光バスも駐車できる大きなものです。
駐車場には、トイレやお土産屋さんもあるのでさすが世界遺産の知床といった感じです。
駐車場からは2分程度で滝の遊歩道の入口に到着。
遊歩道は階段になっていて、滝の中腹まで続きオシンコシンの滝をすぐ目の前で見ることができます。
階段を上るにつれ、左側にオシンコシンの滝が大迫力で迫ってきて感動です!
今まで見た滝とちょっと違い、幅が広く水量も豊富。
さらに、ゴーゴーと流れる轟音。
私が行ったのは夏でしたので、滝の周りはエゾ松やら広葉樹で緑がいっぱい。
その中を滝の水が黒い岩肌を分岐しながら流れ落ち、白く砕ける様子は緑・白・黒の3つの色が映えて際立って美しく感じました。
知床まで来て見た価値は、十分にあります。
ただ、駐車場からあまりにも近く、滝へと続く遊歩道を散策し自然に浸ることはできないところが惜しいところかもしれません。
滝への遊歩道は滝の中腹あたりで終わりですので、10分程度でスピーディにオシンコシンの滝を鑑賞できます。
滝つぼはなさそうでした。
この素晴らしい滝をバックに記念写真を撮ったり、大迫力のダイナミックさを写真に撮りながらオシンコシンの滝の流れを十分に見て、次の滝のカムイワッカの滝へと向かいました。
道東方面に行ったついでには、ぜひ立寄ってみることをおすすめします。
・滝の落差:80m
・滝の幅:30m
・滝の形状:分岐瀑
オシンコシンの滝の周辺観光
オシンコシンの滝へ行ったついでに寄ってみたい周辺観光を紹介します。
・博物館網走監獄
北海道の開拓の歴史は囚人によるところも大きいと言われています。
博物館網走監獄は旧網走刑務所で使われていた舎房、教誨堂、庁舎などの建物郡を移築・復元し保存公開。
敷地は東京ドーム3.5倍の広大な敷地に歴史的建造物が゙展示され、特に教誨堂、五翼放射状平屋舎房などは、国の重要文化財、登録有形文化財にも定められています
北海道開拓の歴史を知るだけでなく、建物も鑑賞できるところです。
入館受付の近くには、レストラン「監獄食堂」があり、現在網走刑務所の受刑者が食べているメニューを再現した「監獄食」を食べることができます。
■所在地
〒099-2421
北海道網走市呼人1-1
TEL:0152-45-2411
・知床五湖
知床五湖は知床国立公園の中にあり、世界遺産に指定されている神秘的な湖です。
湖は全部で5つあり、一湖から五湖までの名前がついています。
どの湖も原生林に囲まれ、知床連山を背景に湖の美しさや大自然を満喫できる素晴らしいところ。
知床五湖の周辺にはエゾシカやヒグマ、エゾリスなど多くの野性動物が生息しています。
実際地上の遊歩道を歩いていても、エゾシカやエゾリスに出会いますが、ヒグマの目撃情報も多いので注意が必要です。
知床五湖を散策するには、地上遊歩道と高架遊歩道の2種類から選べます。
高架遊歩道は無料で利用でき一湖まで続いていて、途中には3つの展望台があり、知床連山やオホーツク海を眺めることができます。
一方、地上遊歩道は一湖から五湖まで散策できますが、有料で利用方法も時期によって異なります。
植生保護期やヒグマ活動期は、制限される場合もあります。
自由利用時期以外は遊歩道に関するレクチャーの受講や立入認定証が必要です。
■所在地
〒099-4356
北海道斜里郡斜里遠音別村
・問い合わせ
オシンコシンの滝の見どころ、アクセス方法や駐車場は?世界遺産知床にある美しい滝のまとめ
北海道斜里郡斜里町にあるオシンコシンの滝の見どころ、アクセス方法や駐車場についてまとめました。
オシンコシンの滝は知床半島のつけ根チャラッセナイ川の河口付近にかかる滝で、落差約80m、幅約30mの分岐瀑です。
世界遺産の知床の入口にあるので、多くの人が立ち寄る人気スポット。
オシンコシンの滝は流れの途中で2つに分かれていることから別名「双美の滝」とも呼ばれます。
見どころは何と言っても大迫力で迫ってくるスケールの大きさです。
水量も多く、流れ落ちる水の音も豪快。
滝の中腹まで遊歩道が続いていて、水しぶきがかかりそうな間近で見ることができるので感動します
高速道路から行く場合は、旭川紋別自動車道「遠軽瀬戸IC」から斜里町に向かうことになりますが、2時間40分くらいかかりかなり遠いです。
空路を使って女満別空港でレンタカーを利用すると、1時間20分くらいで行けます。
その後の知床観光を効率的に周ることができるので、おすすめです。
駐車場はオシンコシンの滝の入口にあり、普通車は35台程度停めることができます(無料)。
周辺観光としては、博物館網走監獄、知床五湖などがおすすめ。