丸神の滝は、埼玉県秩父地方の両神山系の滝越沢の水を集めて流れ落ちる滝で、落差は76mあり、岩壁を3段になって流れ落ちるさまは迫力があります。
埼玉県では唯一日本の滝百選に選ばれている名瀑です。
丸神の滝のアクセス方法、駐車場、見どころ、実際訪れた時の感想、周辺観光などについて解説しています。
丸神の滝周辺の宿泊はこちらから予約できます!
丸神の滝へのアクセス方法
丸神の滝へのアクセス方法を紹介します。
・丸神の滝の所在地
公衆トイレ:あり
・丸神の滝へのアクセス方法
<車の場合>
・関越自動車道路「花園IC」から国道140号を経由し、国道299号を小鹿野方面へ約60km、約90分
・「雁坂トンネル料金所」から国道140号を経由し、県道37号を両神方面へ約50km、約120分
・「小鹿野町役場両神庁舎」から県道37号を経由し、県道367号へ約12km、約30分
<バスの場合>
・西武秩父駅から
西武観光バス「小鹿野車庫」または「栗尾」行きに乗車、「小鹿野役場」で下車し、町営バス「白井差口」行きに乗り換え、「滝前」または「丸神の滝入口」下車
・三峰口駅から
町営バス「日向大谷口」行きに乗車、「薬師の湯」で下車し、町営バス「白井差口」行きに乗り換え、「滝前」または「丸神の滝入口」下車
(出典:小鹿野町観光協会、日本の滝百選 丸神の滝パンフレットより)
・問い合わせ
丸神の滝の駐車場
駐車場は県道367号線沿い東側入口近くにあり、約20台駐車できます。
料金は無料です。
丸神の滝まで徒歩20分
丸神の滝のみどころ
丸神の滝(まるがみのたき)は、埼玉県にある両神山系の滝越沢の水を集めて小森川に流れ落ちる滝です。
直下に水を蓄える滝壺はないが、幅広ろの大きな滝が岸壁を3段に滑り落ちる様子は迫力満点です。
落差は76mあり、埼玉県で唯一日本の滝百選に指定されている名瀑です。
春の新緑、夏の水量の多いとき、秋の紅葉、冬は氷瀑など滝が好きな方、自然の好きな方に四季を通して楽しめる滝として知られています。
名瀑というと車を降りて、長時間歩かなくては着けないところもありますが、この滝は丸神の滝入り口に車を停めて歩いて20分ほどで行けますので、気軽に滝を楽しむことができます。
滝の近くにある滝見台からは、滝の上段は見えませんが下段の流れだけでもかなり豪快に流れ落ちています。
「えっ、丸神の滝ってこれだけではないの?」と思われるかもしれません。
実は、その上に更に中段、上段があります。
是非、全段を見たいという方は、急傾斜の登り坂が続く西側入口に向かう遊歩道を進むと途中にある滝の展望台から全景を見ることができます。
各段の落差は、上段が12m、中段が14m、下段が50mで全落差が76mになっています。
丸神の滝遊歩道は、東側入口と西側入口の二つがありどちらからも行けます。
人気のコースは東側入口で、先ほど書いた徒歩で20分はこのコースを行った場合です。
丸神の滝を間近に見たあとは、さらに進み滝の展望台を経て丸神の滝の全段を見てから元きた遊歩道を引き返す方法と展望台への道を少し戻り、西側入口へ続く遊歩道へ抜ける方法とがあります。
丸神の滝から西口までは、案内板によると徒歩で約25分となっています。
なお、東側入口と西側入口を結ぶ遊歩道の全長は、1.5kmです。
西側入口から行くと滝の展望台まで登り坂が続くので、東側入口が人気なのかもしれません。
駐車場は県道367号線沿い東側入口近くにあり、約20台駐車できます。
無料の公衆トイレもあります。
丸神の滝周辺の宿泊はこちらから予約できます!
丸神の滝への行き方や見てきた感想
秩父市方面から国道299号、小鹿野方面に続く県道37号を走り、途中で県道367号に入り、丸神の滝へ向かいます。
丸神の滝駐車場は県道367号沿いにあるので、直ぐに分かります。
ここに車を停めて、丸神の滝へ出発です。
無料の駐車場でトイレ、自販機が完備されています。
丸神の滝へ行くには、東側入口と西側入口がありますが駐車場から近いこともあって、悩むことなく東側入口からの遊歩道を目指します。
まもなく、県道367号に沿って流れる小森川にかかる橋があって、ここが遊歩道の東側入口です。
橋の奥に見えてる建物は、旧滝前分校です。
今は使っていませんが、木造平屋の校舎が残っています。
丸神の滝までの遊歩道は川沿いにあるので、清流を眺めながらハイキングが楽しめます。
200m位進むと休憩小屋がありますが、スタートしたばかりなので休憩しないで更に進みます。
遊歩道にかかる木製の橋、つづら折りの坂道を進んで行くと待望の丸神の滝に到着しました。
丸神の滝の前には、観瀑台がありそこから眺めます。
滝に接近しているので、見えるところは下段の50mですが、岩壁を滑るように流れるさまは迫力があります。
飛び散る水しぶき、水が流れ落ちる豪快な音を全身に感じとるのも、滝を見る時の醍醐味です。
丸神の滝は水が流れ落ちる下に水を貯える滝つぼがない珍しい滝です。
観瀑台には木製のベンチがありますので、空くのを見計らって滝を眺めながら昼食を取りました。
滝を見ながらの弁当もまた格別です。
ここまで来ると丸神の滝の中段や上段がどんなのか見たくなってきます。
滝の全体を見るには、少し離れた坂上の展望台に行く必要がありますのでそこに向います。
この道は、展望台を経由して西側入口に続く遊歩道です。
下に先ほどの観瀑台を見ながら坂道を登って行くと、西側入口方向と展望台方向へ行く分岐点にでますので、展望台の方に進みます。
展望台からは肉眼では少し遠いですが、丸神の滝の全体像を見ることができます。
下の観瀑台からは見ることができなかった中段と最上段の滝を見ることができました。
行ったのは真夏の8月でしたので、深緑の間を大きなスケールで流れ落ちる丸神の滝に圧倒されました。
展望台からの眺めを堪能したあとは、先ほどの分岐点まで戻り、西側入口に向かう遊歩道を進むと東屋があり、この東屋の正面には中段の滝が望めるとのことでしたが、時間の都合もあり断念して先ほど歩いた道を下り、観瀑台に戻ります。
もう一度、丸神の滝の流れをしっかり眺め、写真に収めて駐車場へ向かいました。
時間がある方は、西側入口までの全歩道を散策することをおすすめします。
丸神の滝に行ったときに、はしごした滝はすぐ近くにある「高滝」と、「子ノ神の滝」
です。
おのおの、次の記事をご覧ください。↓
「滝巡り 関東、県道から気軽に見られる高滝(たかたき)(埼玉県、小鹿野町)」
「滝巡り 関東、落ち着いた雰囲気のある秩父の子ノ神の滝(ねのかみのたき)(秩父市下吉田)」
■丸神の滝の種別・落差
段瀑、高さ76m(上段:12m、中段:14m、下段:50m)
丸神の滝周辺の宿泊はこちらから予約できます!
丸神の滝の周辺観光
丸神の滝に行ったときには、立ち寄ってみたい周辺の案内をします。
・道の駅・両神温泉薬師の湯
丸神の滝に行ったついでに寄りたいのが、道の駅・両神温泉薬師の湯です。
ここは町営の日帰り入浴施設で、秩父の山の豊な自然の中で、良質な温泉でゆっくり
くつろぐことができます。
フッ素とメタほう酸が温泉規定値を満たしていることから、温泉に認定されています。
泉質はアルカリ由来のほのかなツルッとした感じです。
また、併設されている両神農林産物直売所では、地元産の新鮮野菜・山菜・花・味噌などの加工品や木工芸品などを販売しています。
■所在地
TEL.0494-79-1533
■料金:中学生以上1人600円
■定休日:火曜日
■営業時間:am10:00~pm8:00
・秩父ミューズパーク
散歩や園内のハイキングはもちろんのこと、いろいろな施設があり楽しむことができます。
園内の散歩では、四季折々の花や草木を見ることができます。
展望台、音楽堂・野外ステージ、コテージ(宿泊施設)、アスレチック施設、テニスコート、カフェ・レストランなどがあり、子どもだけでなく大人も遊ぶことができます。
展望台からは気象条件さえ合えば雲海を見ることができます。
都心からこんなに近いところでも雲海を見ることができるスポットとして、有名です。
雲海の発生季節は秋で、10~11月に発生しやすくなります。
■所在地
秩父ミューズパーク管理事務所:TEL.0494-25-1315
■料金:無料(施設を利用する場合は有料です)
丸神の滝周辺の宿泊はこちらから予約できます!
丸神の滝の見どころ、アクセス方法や駐車場は?岸壁を3になって落ちる名瀑を紹介まとめ
丸神の滝の見どころ、アクセス方法や駐車場など実際見てきた時の感想も含めて紹介しました。
落差は76mあり、岸壁を3段になって落ちる迫力のある滝で、日本の滝百選に選ばれている名瀑。
滝のそばまで近づいて見ることができるので、流れ落ちる水の音や水しぶきなど滝の躍動を体感できるので、とっても感動します。
駐車場からも近く、徒歩20分くらいで行けるので気軽に楽しむことができます。
高速道路から行く場合は越自動車花園ICから約90分で行くことができます。
駐車場は丸神の滝東側入り口近くにあり、約20台停めることができます(無料)。
周辺観光としては、道の駅・両神温泉薬師の湯や秩父ミューズパークがおすすめ。
参考になれば嬉しいです。
丸神の滝周辺の宿泊はこちらから予約できます!