南アルプス市芦安安通にある瀬戸千段の滝の見どころ・アクセス方法や駐車場、実際に見てきた感想をまとめてみました。
瀬戸千段の滝は、櫛形山の最北端にある沢を源流として、御勅使川(みだいがわ)の支流滝ノ川にかかる滝です。
急峻な岸壁を段瀑の形で50mほどの落差を流れ落ちる滝です。
この記事では、瀬戸千段の見どころ、アクセス方や駐車場、瀬戸千段の滝への行き方や見てきた感想、周辺観光についても紹介しています
瀬戸の千段の滝へのアクセス方法・行き方
瀬戸千段の滝へのアクセス方法を紹介します。
<車の場合>
中央自動車道「甲府昭和IC」を降り国道52号、県道20号線で芦安温泉方面へ22km、30分、芦安温泉の岩園館手前にある駐車場に車を停め徒歩10分
<電車.バスの場合>
JR中央本線甲府駅下車、山梨交通バスの市営芦安駐車場→広河原行きに乗り、市営芦安駐車場で下車(55分)、バス停から徒歩30分
(バスは季節運行:6月23日〜11月5日(2023年の場合))
・問い合わせ
瀬戸千段の滝の駐車場は?
瀬戸千段の滝へ車で行く場合は、芦安温泉の岩園館の手前にある無料駐車場を利用することができます。
駐車台数は10数台程度。
駐車場にはトイレ施設がないので、近くにある芦安市営駐車場(第2、第3駐車場)にあるトイレを利用することをおすすめします。
瀬戸千段の滝の見どころ
瀬戸千段の滝は南アルプス市芦安地区にあり、御勅使川の支流滝ノ川にかかる滝で落差50m、急峻な岸壁を段瀑の形で流れる落ちる滝です。
芦安地区は南アルプスの北岳などの登山の入口にもあたるので、こちらに来たついでに瀬戸千段の滝を訪れる人も多いようです。
瀬戸千段の滝の見どころを書く前に瀬戸千段の滝の入口にある芦安温泉の岩園館に行くまで風景を紹介します。
瀬戸千段の滝に向う時に目にするのが赤いアーチ型の瀬戸大橋です。
この橋を渡り御勅使川の反対方向に抜けます。
瀬戸大橋のすぐ下にあるのが、芦安堰堤。
芦安堰堤は大正5年に着工、大正7年に完成したもので、日本で初めてコンクリートを用いた砂防堰堤です。
堰堤の構造にも特徴があり、登録有形文化財になっています。
赤いアーチ型の瀬戸大橋を背景に芦安堰堤を望むのも、砂防の歴史を感じさせてくれます。
さて、瀬戸千段の滝の見どころに移ります。
千段千段の滝は!急峻な崖にコンパクトにまとまった滝で、遊歩道を歩くとすぐに急な坂を登ります。
最初に見えてくるのが、三段の滝と呼ばれもの。
文字通り三段になっている滝でバランスが良く取れています。
次にあるのが覗き見の滝。
でもこれは、先ほどの三段の滝を真横から覗くように見るようにしたものですが、違う名前がついています。
更に上って行くと瀬戸千段の滝が一望できる展望デッキがあります。
滝の名前が示すように、見上げると急な岸壁を何段にもなって流れ落ちているのが特徴です。
それが下部の三段の滝まで続いているので、全体としてはかなりの段数の段瀑となっています。
滝の展望デッキまでは急な遊歩道が続きますが、遊歩道の入口からは10分位で着きますので、そんなに大変ではないと思います。
瀬戸千段の滝への行き方と実際見てきた感想
今回は山梨県の身延山にある久遠寺とさらに足を北に延ばし、瀬戸千段の滝に行く計画を立て、3月下旬に訪れました。
いつも滝を見に行くのは、新緑の季節から秋の紅葉の時期が好きなのですが、久遠寺の境内に咲く枝垂れ桜が見られる時期に行きました。
久遠寺に咲く枝垂れ桜が素晴らしかったのは、言うまでもありませんがその感想は割愛し、瀬戸千段へ行った感想を書いていきます。
車での移動でしたので、久遠寺からは国道52号線に出て、北上、県道42号、県道110号を経て、県道20号(アルプス街道)を進みます。
芦安温泉の岩園館の手前にある駐車場に到着。
久遠寺からは、1時間10分程度かかりました。
駐車場は10台数台は、楽に停められるスペースがあり無料で駐車できました。
芦安の瀬戸大橋、その下にある芦安堰堤は、駐車場から徒歩で数分ですが、時間も押していたので、瀬戸千段の滝へ急ぎます。
駐車場の横には、瀬戸千段の滝の遊歩道入口の看板と滝の案内板がありましたので、迷うことなく直ぐに瀬戸千段の滝を目指すことができました。
入口の瀬戸千段の滝の案内板には、こう書いてありました。
以下看板からの引用
「約1000年前の水害で八甲田山の一部が崩れ落ち、その岩盤の水脈から流れ落ちる滝です。
糸のようにサラサラとした流れが約300mほど続いており終点の展望デッキから、まだまだ続く滝を見上げることが出来ます。
芦安地区に伝わる伝説では、夜叉神が村人を困らせようと暴れて水害を起こし、山崩れが起きて瀬戸千段の滝が出来たと伝えられています。」
引用終わり
遊歩道の入口からは直ぐに急な坂が始まりました。
上るとまもなく、三段の滝が現れました。
瀬戸千段の滝の直ぐ下流にある滝で、三段の滝と呼ばれています。
瀬戸千段の滝の下流にあたりますが、下流の方は違う名前がついているのですね。
華麗な滝で三段になって流れ落ちています。
さらにつづら折れに登って行くと、覗き見の滝の案内がありました。
瀬戸千段の滝を横から覗き見することができます。
さらに登って行くと、展望デッキが見えてきました。
階段を登ると直ぐに到着。
急峻な岸壁を段々になって、みごとな流れになっています。
名前に負けないほど高低差もかなりありました。
15分ほどで登ることができる、岸壁にこのようにコンパクトできれいにまとまった滝という自然の造形にも驚きます。
展望デッキからは瀬戸千段の滝のさらなる上流がどうなっているのかは、伺い知ることができませんが、入口の看板の説明のようにサラサラとした流れが続いているのだと思います。
展望デッキで見る多段段瀑の清々しさを感じながら、写真にも納めました。
帰る前に瀬戸千段の滝をもう一度に見渡し、それらの美しさをしばし堪能した次第です。
瀬戸千段の滝の周辺観光
瀬戸千段の滝に行ったついでに寄ってみたい周辺観光について紹介します。
・夜叉神峠
・南伊奈ケ湖
・夜叉神(やしゃじんとうげ)
南アルプス市にある峠で標高は、1770mあります。
峠からは、日本第2位の高峰である北岳や白峰三山が展望でき、また季節の花を楽しむことができるトレキングコースとして人気です。
本格的な登山をしなくても、新緑の5月と10月中旬〜下旬にかけての紅葉の時期が特に美しくおすすめです。
アクセス方法は、夜叉神峠登山口まで車やバスで行き、徒歩1時間ほどで峠まで行けます。
瀬戸千段の滝に行ったついでですと、瀬戸千段の滝の駐車場から南アルプススーパー林道を経て車で22分位で夜叉神峠登山口駐車場に着きます。
夜叉神峠登山口には、駐車場やトイレも完備されています。
また、夜叉神峠にもバイオトイレ(有料)があります。
・所在地:山梨県南アルプス市芦安芦倉
・アクセス:中部横断自動車道白根ICから30分
・駐車場:あり、50台、無料
・南伊奈ヶ湖
南伊奈ヶ湖は、櫛形山の中腹にあり標高890m付近にある小さな湖です。
湖の周りには一周できる遊歩道があり、湖面を見ながら木々の中を歩き、のんびりと自然を満喫できます。
紅葉の名所としても人気が高く、例年10月下旬〜11月上旬には周りの木々が紅葉し、その様子が湖面に映るのがとてもきれいです。
歩いても直ぐ近くに北伊奈ヶ湖があり、こちらもきれいな景色が楽しめます。
・所在地︙山梨県南アルプス市上市之瀬1760
・アクセス:中部横断自動車道南アルプスICから約25分
・駐車場:あり、90台、無料
瀬戸千段の滝の見どころ、アクセス方法や駐車場は?急峻な岸壁を段々に華麗に流れる滝のまとめ
山梨県南アルプス市芦安安通にある瀬戸千段の滝の見どころ、アクセス方法や駐車場に
ついてまとめました。。
瀬戸千段の滝は、櫛形山の最北端にある沢を源流として、御勅使川(みだいがわ)の支流にあたる滝ノ川にかかる滝です。
急峻な岸壁を段瀑の形で50mほどの落差を流れ落ちる滝です。
遊歩道も整備され駐車場からも10分位で行けるので、南アルプス市に来たときには気軽に立ち寄ることができます。
瀬戸千段の滝は、急峻な岩壁を多段で華麗に流れ落ち清々と流れているところが見どころです。
高速道路から行く場合は、中央自動車道「甲府昭和IC」より車で22km、約30分で行くことができます。
駐車場は芦安温泉の岩園館の手前にあり、普通車は10数台停めることができます(無料)。
周辺観光としては、夜叉神峠、南伊奈ヶ湖などがおすすめ。
参考になれば嬉しいです。