山梨県南巨摩郡早川町雨畑にある見神の滝の見どころ・アクセス方法や駐車場、実際に行って見てきた感想などをまとめています。
見神の滝は早川の支流雨畑川に注ぐ樽沢から落ちる滝で、落差55mの直瀑です。
見神の滝の名前になる前は、地元の人から「不動滝」と呼ばれ岸壁をくり抜いたほこらには不動明王が祀られています。
滝つぼの近で頭上から流れ落ちる水の大迫力を楽しむことができます。
また、見神の滝まで徒歩ゼロ分と言われる駐車場に車で乗り付け、手軽に滝を見ることができるのも魅力です。
車で行く場合は、中央自動車道甲府南ICから1時間10分で行くことができます。
この記事では見神滝の見どころ、アクセス方法や駐車場、見神の滝への行き方や見てきた感想、周辺観光についても紹介しています。
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見神の滝へのアクセス方法・行き方
見神の滝へのアクセス方法を紹介します。
<車の場合>
中央自動車道甲府南ICから国道358号、国道140号、国道52号、県道410号、県道37号、県道810号を経て約57km、1時間10分。
<電車・バスの場合>
JR身延線下部温泉駅からはやかわ乗合バスに乗り換え30分、バス停大島で下車。
大島~雨畑間は奈良田線の運行時間に合わせ、予約制の乗合タクシーが運行されています。
運行業者は、(有)角瀬タクシー。TEL.0556-45-2062
・問い合わせ
早川町役場振興課、TEL 0556-45-2516
見神の滝の駐車場
県道810号沿いの見神の滝入口付近に駐車場あり(普通車10台程度、無料)。
駐車場から見神の滝までは目の前ですぐ。
駐車場付近には公衆トイレがあります。
見神の滝の見どころ
見神の滝は早川町を流れる早川の最大の支流雨畑川に注ぐ樽沢から落ちる滝で、落差55mの直瀑です。
早川町で第一位を誇る滝で県内でも有数な滝なので、写真家なども含め多くの観光客が訪れる人気の滝です。
見神の滝の見どころは、落差55mを一気に水が流れ落ちるダイナミックさで、春は新緑に囲まれ、夏は勢いのある深緑は見事な紅葉に彩られ、冬は氷爆と四季折々の美しさがあることです。
駐車場からはゼロ分で、気軽に滝の迫力を味わうことができるのも大きな魅力です。
現在は、見神の滝として有名になっていますが、その前は地元の集落では「不動の滝」と呼び不動明王を祀ってきました。
滝の右側に小さな鳥居があり、そこをくぐってそこを上がると岩をくり抜いた祠があり、不動明王が祀られています。
集落の住民や観光客に人気の見神の滝には、金に関するエピソードがあります。
見神の滝の前にある見神の滝の看板には次のような滝の伝説が書かれています。
「二段目の滝つぼには金があるといわれ、何人かの若者がこれを取って長者になろうと試みたが、断崖絶壁のため、全て失敗した。寒中は、下の方から小売が盛り上がってくる。その量が多い程、その年は豊作と言われている。」
滝つぼに金が埋蔵されているという伝説は、ロマンがありますが、実は雨畑川の左岸の谷筋一体は、近世期を中心に奥沢金山など5つの金山があったとのことです。
最も栄えたのは江戸時代の中頃だったようですが、現在は痕跡も見当たらないようです。
なので、見神の滝の伝説も全くの荒唐無稽でなく、最もらしさも感じる伝説です。
でも、見神の滝は前方から見るかぎり直瀑のように見えるので、二段目の滝つぼとはどこを指しているのか不明。
見神の滝は、滝までの遊歩道を下ったり、登ったりしてたどり着くという滝と違って車で乗り付けられるので何か物足りなく感じるかもしれません。
そんな方は、雨畑湖の吊り橋から見神の滝まで歩いてみるのも方法です。
見神の滝ヘの行き方と実際見てきた感想を紹介
山梨県の南アルプス街道(早川町を縦断する県道37号線)にある滝見ツアーの最後が見神の滝です。
最初に訪れた妙蓮の滝、二番目に寄った大塩の滝、三番目に訪れた羽衣白糸の滝・勇姿の滝の記事は、文末にURLを掲載します。
羽衣白糸の滝の駐車場を出発した後は、春木川沿いの道を北上し、県道37号を目指して走り、県道37号を左に走り雨畑川を過ぎてから県道810号を走リます。
やがて道がどん詰まりになり、そこが見神の滝の駐車場でした。
羽衣白糸の滝の駐車場からは25分位で到着です。
駐車スペースはそう広くなく10台程度が停められます。
駐車は、無料です。
車を降りると、もう目の前に見神の滝が大迫力で迫ってきます。
まさしく駐車場から徒歩ゼロ分と言っても過言ではありません。
緑の木々のから黒いほぼ垂直の岸壁が見え、てっぺんからはかなりの量の水が一気に流れ落ちています。
落差は55mあり、それを滝つぼ付近から見上げる形になるのでかなりの迫力です。
幅はそう広くなく、スマートな感じの滝です。
ここに来る前に見た羽衣白糸の滝と雰囲気的には似ています。
伝説では二段目の滝つぼがあるようですが、下から見る限りではどこが二段目の滝つぼなのか分かりませんでした。
見神の滝の右側の岩壁には、赤い階段のついた祠のようなものが見えました。
そこが岩をくり抜いた祠で不動明王が祀られているところだと思います。
右側に鳥居がありそこから上って行けるようですが、時間の関係もあり行きませんでした。
滝が大きいので近くから、ワンショットに入り難いですが、いろいろなポイントからの写真をカメラに収めました。
今回の南アルプス街道周辺の滝見ツアーは、これで終了です。
・滝の落差:55m、幅:3.6m
・滝の形状:直瀑
見神の滝の周辺観光
見神の滝へ行ったついでに寄ってみたい周辺観光を紹介します。
・雨畑湖
雨畑湖は、見神の滝に行くときに通過するところにあるダム湖で静寂と自然の美しさが魅力です。
湖を取り囲む山々は四季折々の表情を見せ、特に秋には紅葉が湖面に映り込み、絶景が広がります。
湖畔には遊歩道が整備されており、静かな森の中を散策しながらリフレッシュできます。
また、周辺には雨畑集落があり、伝統的な日本の山村の風景が楽しめます。
近くの「ヴィラ雨畑」に宿泊し、ゆっくりくつろぐこともできます。
・硯匠庵(けんしょうあん)
硯匠庵は、山梨県早川町にある伝統的な硯の製造工房兼観光施設です。
静かな山間に位置し、自然に囲まれた風光明媚な場所にあります。
訪れると、職人が手作業で硯を作る様子を間近で見学でき、日本の伝統工芸に触れることができます。
また、工房内では雨畑真石硯をはじめ、中国、日本国内の珍しい硯、美しい硯、又硯の歴史や製作工程に関する展示もあり、知識を深めることができます。
体験コーナーでは、自分だけのオリジナル硯を作ることも可能です。
■電話番号:0556-45-2210
見神の滝の見どころ、アクセス方法や駐車場は?早川町にあり不動明王を祀る滝のまとめ
山梨県南巨摩郡早川町雨畑にある見神の滝の見どころ、アクセス方法や駐駐車場についてまとめました。
見神の滝は早川の支流雨畑川に注ぐ樽沢から落ちる滝で、落差55mの直瀑です。
早川町でも第一位を誇る滝で妙蓮の滝のある滝で、観光客や写真家などに人気があります。
見神の滝という名前になる前は、「不動の滝」と呼ばれており岸壁をくり抜いたほこらには不動明王が祀られています。
見神の滝の見どころは、滝つぼ付近から、55mの上から流れ落ちる水の豪快さと大迫力です。
滝つぼ付近まで車で乗り付けられ、徒歩ゼロ分で行けるのも魅力です。
車で行く場合は、中央自動車道甲府南ICから県道37号、県道810号などを経て約110分。
見神の滝の直ぐ前に無料の駐車場があります。
周辺観光としては、雨畑湖、硯匠庵などがおすすめ。