群馬県吾妻郡草津町にある嫗仙の滝の見どころ・アクセス方法や駐車場、実際に行って見てきた感想などをまとめてみました。
嫗仙の滝は白砂川の支流、草津温泉をを流れる小雨川にかかる滝で、落差25mの分岐瀑です。
流れる落ちる岩肌が曲線的で、繊細に流れと赤褐色の岩肌が独特で他の滝にはない奇妙な雰囲気を作り出しています。
また、繊細な美しい流れなので女性的な雰囲気とたとえられることもあります。
この記事では、嫗仙の滝の見どころ、アクセス方や駐車場、嫗仙の滝への行き方や見てきた感想、周辺観光についても紹介しています。
嫗仙の滝へのアクセス方法・行き方
嫗仙の滝へのアクセス方法を紹介します。
<車の場合>
関越自動車道「伊香保IC」から国道17号、353号、146号、292号を経て約1時間30分、駐車場から徒歩30分、帰りは約50分
<電車.バスの場合>
JR吾妻線長野原草津口駅から草津温泉行バスに乗り、草津温泉バスターミナルで下車、約25分。ここから滝の駐車場までは徒歩30分、滝までは更に30分
・問い合わせ
草津温泉観光協会、TEL 0279-88-0800
草津町役場 観光課、TEL 0279-88-7188
★群馬の滝についての案内本はこちら↓
嫗仙の滝の駐車場は?
草津温泉街から車で10分ほど行くと、嫗仙の滝入口付近に無料の駐車場があります。
駐車場は広く、舗装されていて乗用車なら10台ほどは楽に駐車できる感じです。
残念ながらトイレはありませんので、近くの道の駅運動茶屋公園などで用を済ませてください。
嫗仙の滝の見どころ
嫗仙の滝の水系は吾妻川へと注ぐ白砂川の支流である小雨川で、末広がりに分岐して落ちる分岐瀑です。
落差は25mと35mの二説がありますが、公式の草津温泉ポータルサイトでは落差25mと案内されています。
嫗仙の滝は、日本三大名湯草津温泉の南側にある滝ですが、ちょっと変わった滝です。
滝というと、例えば華厳の滝のように一直線上に真っすぐに落ちる直瀑が多いのですが、嫗仙(おうせん)の滝は分岐して流れ落ちる分岐瀑に分類されています。
滝の中ではかなりユニークなもので、日本を代表する奇瀑という人もいます!
つまり、奇妙な滝なのです。
奇妙さ加減は次の2つからきます。
・茶褐色の岩肌
滝を正面からみると水が流れ落ちる岩盤や滝の周辺、更に水が流れる川の部分が赤褐色になっています。
岩肌が赤褐色になっているのは、水に含まれている鉄分の影響です。
特に、緑の美しい時期に行くと、緑の中に赤褐色の岩肌が見えその美しさに感動です!
・ふくらみのある奇妙な岩肌
水が流れる岩肌はくらみある岩肌で、流れ落ちる形も優雅で華麗です。
岩盤の途中の岩肌には、ぽっくり開いた穴があり、目とも口とも見えるので奇妙な雰囲気の滝です。
嫗仙(おうせん)とは、老婆の仙人という意味ですが、このような奇妙は姿からきたのかもしれません。
また、一説によると「温泉の滝」が名前の元ともいわれています。
嫗仙の滝の脇には、森の巨人たち100選に選ばれているカツラの巨木も見ることができます。
樹高は35m、幹の周囲は6.7mもあるというので驚きですよねす。
駐車場や遊歩道が整備され、滝つぼまで行くことができます。
遊歩道は急斜面の下り坂で、30分くらいです。
帰り道は、キツイという声もありますが、見る価値は十分あると思います。
嫗仙の滝への行き方と実際見てきた感想を紹介
嫗仙の滝に行くにはやはり車が便利なので、車を利用していきました。
草津温泉街からは10分程度で行けます。
この滝には、見学者用に無料駐車場があるのでそれを利用。
駐車場から滝までは、約1kmで遊歩道が整備されていますが、高低差約150mを下るので結構急な坂でした。
”行きはよいよい、帰りはこわい”道にならないか心配です。
でも、心配は要らないかも。
遊歩道の入り口付近には、親切にもスキーで使うストックが用意され、「杖がわりにご自由にお使いください」との心使いもあったのですが、特に借りませんでした。
また、過去には、熊も出没したことがあるようで、「熊に注意」の看板も。
しばらく下ると、木々の間から茶褐色の滝の岩肌が垣間見えて期待高まります。
下りは30分ほど歩いて滝に到着しました。
見所のところでも紹介したように、ふくらみのある茶褐色の岩肌にポックリ開いた穴、岩肌を伝う流れ、滝は今までたくさん見てきましたがこんな珍しい滝は見たことがありません。
感動です!!
滝つぼに近づいて、流れ落ちる水の迫力もすばらしい。
しばし、滝の流れと雰囲気を鑑賞。
滝つぼ周辺には、トチノキの巨木や巨木100選に選ばれた樹齢300年を超えるカツラの木もあり緑の中でマイナスイオンを浴びながら森林浴を楽しむこともできました。
帰り道は、急勾配の坂をもどることになるのでちょっとしんどくなるかもしれないと覚悟を決めたせいか、さほど苦にならずに50分程度で駐車場に戻ることができました。
是非、おすすめしたい滝の一つです。
・滝の落差:25m
・滝の形態:分岐瀑
周辺観光
嫗仙の滝へ行ったついでに寄ってみたい周辺観光を紹介します。
・草津温泉
草津の温泉街を散策し、西の河原公園、西の河原露天風呂、湯畑などで温泉情緒がたっぷり楽しめます。
西の河原公園は湯畑と並んで草津の人気スポットで、草津温泉の迫力を間の当たりに感じることができます。
溶岩がゴロゴロ転がり、煙が上がる荒涼とした河原や50℃以上の温泉がいたるところから湧き出してのは驚かされます。
公園内には遊歩道があり、温泉の息吹を感じ取ることができます。
遊歩道の奥には、西の河原露天風呂があります。
男女風呂合わせて500平方メートルという日本有数の大きさで、池のような大きな露天風呂です。
ここに来たからには、是非入浴して欲しいところです。
・白根山の湯釜
白根山山頂には神秘のエメラルドグリーンの湖水を湛えた湯釜を展望所から見学できるところがありますが、残念ながら現在は火山規制のために湯釜を中心に半径1km以内への立ち入りが禁止されています。
嫗仙の滝の見どころ、アクセス方法や駐車場は?奇妙な雰囲気で面白い滝を紹介のまとめ
群馬県吾妻郡草津町市にある嫗仙の滝の見どころ、アクセス方法や駐車場についてまとめました。
嫗仙の滝は白砂川の支流である小雨川にかかる滝で、落差25mの分岐瀑です。
ゴツゴツとした岩肌でなく、滑らかに見える岩肌を優雅に流れ落ちる美しい滝で、フォルムもちょっと変わっていて面白い滝と言えます。
岩肌の色が鉄分を含み赤褐色なのも特徴です。
回りの木々が茂り緑になる季節は、赤褐色の色が映え滝つぼから眺める勇姿は迫力満点です。
遊歩道も整備され駐車場からも30分位で行くことができます。
高速道路から行く場合は、関越自動車道「伊香保IC」より車で約70km、約1時間30分で行くことができます。
駐車場は嫗仙の滝の入口にあり、普通車は10台程度は楽に停めることができる感じです(無料)。
参考になれば嬉しいです。