松本市安曇鈴蘭にある善五郎の滝の見どころ・アクセス方法や駐車場、実際に見てきた感想をまとめてみました。
善五郎の滝は、乗鞍高原を源流として梓川へ流れる小大野川にかかる滝で、落差30m、幅10mの大きさです。
番所大滝の更に上流にある滝です。
この記事では、善五郎の滝の見どころ、アクセス方や駐車場、善五郎の滝への行き方や見てきた感想、周辺観光についても紹介しています
善五郎滝へのアクセス方法・行き方
<車の場合>
長野自動車道「松本IC」を降り国道158号、県道84号乗鞍岳線経由で46km、1時間5分、駐車場から徒歩15分
<電車・バスの場合>
松本電鉄上高地線の新島々駅を降り、アルピコ交通の乗鞍高原行きバスに乗り換え「すずらん橋」バス停で下車、約1時間、バス停から徒歩30分
・問い合わせ
のりくら高原観光案内所 TEL 0263-93-2147
善五郎の滝の駐車場は?
善五郎の滝ヘ車で行く場合は、次の2つ駐車場を利用することができます。
どちらを利用するかで、善五郎の滝までのルートも若干異なります。
・善五郎の滝入口駐車場
県道84号線沿い、県道84号に入ってから25分ほど進むと道がカーブする手前にあるのが、善五郎の滝入口駐車場です(普通車15台、無料)。
この駐車場にはトイレ施設がありません。
トイレ施設を利用したい場合は、さらに進んだところにある乗鞍高原第三駐車場(やまぼうし駐車場)がおすすめ。
善五郎の滝入口駐車場から善五郎の滝を上から見下ろすことができる滝見台は徒歩15分。
滝から100m手前に分岐点があり、滝見台に行く道と滝の方ヘ下る道がありますので、お間違えなく。
滝見台から善五郎の滝つぼに行くには少し引き返して、分岐点を下って8分ほどで行くことができます。
・乗鞍高原第三駐車場(やまぼうし駐車場)
善五郎の滝入口駐車場から県道84号を2〜3分進んだところにある「すずらん橋」の手前にあります。
普通車が400台ほど停められる大きな駐車場で無料です。
駐車場にはトイレ施設があります。
乗鞍高原第三駐車場(やまぼうし駐車場)から7分程度で善五郎の滝への遊歩道の途中に、滝を見下ろすことができる滝見台に到着します。
善五郎の滝の滝つぼまでは、更に下り坂を8分ほど進むと到着します。
※冬季の駐車場閉鎖はなく、装備をきちんとすれば善五郎の滝の氷瀑も見ることができます。
善五郎の滝の見どころ
善五郎の滝は松本市安曇鈴蘭にあり、乗鞍高原にある3つの滝の中では一番小さい滝ですが、水量が多く幅も広いので、とても大きく感じます。
乗鞍岳を水源とする小大野川には3つの名瀑があり、下流の方から番所大滝、善五郎の滝、三本滝があります。
番所大滝から近いので、番所大滝を見たあとは善五郎の滝も見ることができ滝好きの方にはたまりません。
ちょっと急ぐと最上流にある三本滝も見ることができます。
善五郎の滝の遊歩道は清涼な白樺の小道を歩き、森林浴を楽しめます。
遊歩道は善五郎の滝を上から見下ろすことができる滝見台と滝の下まで降りて見ることが展望台へとつながっています。
上から見下ろす滝見台は、滝が遠望になるので滝のダイナミックさは伝わりにくいですが、晴れ日はかなたに乗鞍岳がくっきり浮かび、下には小大野川が善五郎の滝として垂直に流れ落ちる姿が絵のように見ることができます。
滝の下まで降りるとごうごうと滝の音が響き渡り、長方形の水のカーテンの゙ように水しぶきを上げながら流れているのを目の当たりに見ることができます。
また、上から見る滝と滝の下から見る滝の二面性を楽しむことができるのも嬉しいところ。
善五郎の滝の名前は、昔、大野川の里に住んでいた善五郎という木こりの名前に由来します。
ある日善五郎がこの滝で釣りを楽しんでいたら、釣り針にかかった大きなイワナにひっぱられ滝つぼに引き込まれそうになった。
命からがら里に帰り、里人たちにこの話をしたそうです。
それから、この滝を善五郎の滝と呼ぶようになったという。
善五郎の滝への行き方と実際見てきた感想
長野県には行ってみたくなる滝がたくさんあります。
今回は乗鞍高原を流れる梓川の支流小大野川にかかる滝に狙いを定めました。
なぜなら、ここには「乗鞍三滝」と呼ばれる滝があり、滝見のはしごができるからです。
先ずは、小大野川の下流から、番所大滝と善五郎の滝の両方の滝を目指して出発することにしました。
この記事では、二番目の訪問先である善五郎の滝について書いていきます。
番所大滝については、こちらの記事をご覧ください。↓
「
番所大滝までのへアクセス方法は、この記事に書いてあるので割愛し、番所大滝の駐車場を出発した後の感想を書いていきます。
番所大滝の駐車場を出発し、県道84号乗鞍岳線を15分程度走ると、乗鞍高原第三駐車場(やまぼうし駐車場)に到着しました。
ちょっと手間の善五郎の滝入口駐車場には、トイレ施設がないのでトイレ施設があるこちらにしました。
乗鞍高原第三駐車場は、400台停められる大きな駐車場なので余裕で停められました。
駐車料金は無料。
ここから先にはトイレがないので、用を済ませて出発です。
駐車場の奥の木々のところから善五郎の滝の遊歩道が整備されているので、善五郎の滝を上から見下ろせる滝見台に向かいました。
遊歩道は白樺などの広葉樹が多い林の中を歩くので、とっても気持ちの良いところでした。
10分程度で滝見台に到着。
滝見台からは遠くに雪を被った乗鞍岳が望め、下に目をやれば大量の水が垂直に流れ落ちる善五郎の滝がまさしく絵を描いたように見えました。
遠望なので水の落ちるダイナミックさは感じにくいですが、是非滝壺近くまで行って見届けたいという強い思いにかられました。
遊歩道をさらに進み、善五郎の滝ヘ降りる道との善五郎の滝入口駐車場への分岐点で滝壺へと向かいます。
急な階段を降りて橋を渡ると、ゴーゴーと水が流れ落ちる音が聞こえ滝が見えてきました。
橋の下を流れる小大野川には滝壺からの水が勢い良く流れていました。
善五郎の滝は、もうすぐそこです。
階段を上がって、ようやく善五郎の滝を下から見ることができる滝展望台に到着しました。
柵がありそれ以上は進めませんが、目の前には長方形の水のカーテンのように大量に流れ落ちるのが大迫力で迫ってきます。
水が流れ落ちる途中では岩盤の凹凸にぶつかり白い模様を作っている様子は、端正で優美な感じがしました。
豪快な水の音、水しぶき、落ちる水によって生じるひんやりした空氣の流れなども体全体で感じとれます。
滝の展望スペースはそんなに広くはないので、いろいろな方向からの写真は撮れませんがそれでも善五郎の滝のダイナミックさをカメラに撮り納めました。
乗鞍岳を背景に雄大に流れ落ちる善五郎の滝は、端正な美しさとダイナミックさを兼ね備える滝といえます。
間近に迫る善五郎の滝の美しさをしばし堪能しました。
善五郎の滝の周辺観光
善五郎の滝に行ったついでに寄ってみたい周辺観光について紹介します。
・牛留池(うしどめいけ)
乗鞍高原国民休暇村の裏、休暇村から遊歩道を5分ほど歩いたところにある神秘的な池。
周囲は原生林に囲まれ、静寂な空間が広がる。
牛留池は深い林に囲まれ、まるで林の中の澄んだ瞳のように穏やかで、鏡のような水面には乗鞍岳が逆さに映る様子は素晴らしいです。
池に東側には東屋があり、乗鞍岳を正面に望むビュースポットとなっています。
ベストシーズンは山に残雪が残る新緑の季節。
休暇村の駐車場に車を停め、所要時間30分程度で見て回ることができます。
・一ノ瀬園地
乗鞍高原のハイキングコースにある園地で、広々とした園地の草原には涼風が吹き抜けさわやかです。
6月〜10月にかけては、牛や馬が放牧され牧歌的雰囲気になり、スイスの高原気分が味わえます。
元々白樺林を切り開いて牧場にしたところなので、白樺の木立も残っていて、その間を牛や馬が動いている様子はのどかで、見ている方もくつろいだ気分になります。
また、湿原や池の風景も楽しめます。
この周辺には、まいめの池としのぶの池が並んでいて、春はしのぶの池には水芭蕉が咲きます。
まいめの池は、鏡面のような水面にきれいな乗鞍岳を映すので、撮影スポットにもなっています。
一ノ瀬園地駐車場に車を停め手軽に散策できます。
善五郎の滝の見どころ、アクセス方法や駐車場は?乗鞍岳を背景に雄大に流れ落ちる滝のまとめ
長野県松本市安曇鈴蘭にある善五郎の滝の見どころ、アクセス方法や駐車場についてまとめました。。
善五郎の滝滝は梓川の支流である小大野川にかかり、落差が30m、幅10mあるダイナミックな滝です。
番所大滝のさらに上流にある滝で、番所大滝から近いので番所大滝に行ったついでに寄ることができます。
こんな素晴らしい滝へ駐車場からなんと7分で滝見台に行け、そこから乗鞍岳を背景に雄大に流れる様子を上見ることができます。
さらにそこから8分ほど下って行くと滝壺付近から大迫力の善五郎の滝を間近に見られます。
水量は多く、長方形の水のカーテンのようにゴーゴーと豪快な音を立てて黒い岩はだにぶつかって白く彈ける様子は感動的です。
速道路から行く場合は、長野自動車道「松本IC」より車で46km、約1時間5分で行くことができます。
駐車場は善五郎の滝入口駐車場と更に8km離れた乗鞍高原㈹三駐車場の2箇所を利用できます。
駐車場料金は無料です。
周辺観光としては、乗鞍高原のハイキングコースにもなっている牛留池や一ノ瀬園地などがおすすめ。
参考になれば嬉しいです。