茨城県久慈郡大子町川山にある月待の滝の見どころ・アクセス方法や駐車場、実際に行って見てきた感想などをまとめています。
月待の滝は久慈川の支流大生瀬川にかかる滝で、落差17m、幅12mの分岐瀑です。
水に濡れずに滝の裏側に入ることができ、別名「裏見の滝」または「くぐりの滝」とも呼ばれています。
月待の滝は水量が少ない時は二筋の流れ(夫婦滝)で、水量が多くなると三筋(親子滝)となって流れることから、開運・安産・子授けの滝として信仰の対象となってきました。
見どころは、木々の緑や紅葉を背景にカーブを描きながら優雅に流れ落ちる美しさです。
滝に最も近い駐車場に車を停め、徒歩3分で気軽に滝を見ることができるのも魅力です。
車で行く場合は、常磐自動車道那珂ICから60分で行くことができます。
この記事では月待の滝の見どころ、アクセス方法や駐車場、月待の滝への行き方や見てきた感想、周辺観光についても紹介しています。
月待の滝へのアクセス方法・行き方
月待の滝へのアクセス方法を紹介します。
<車の場合>
常磐自動車道那珂ICから国道218号経由で50km、約1時間
<電車・バスの場合>
JR水郡線下野宮駅下車、徒歩30分
JR水郡線常陸大子駅下車、月待の滝まで約6km、タクシー約11分
・問い合わせ
月待の滝の駐車場
月待の滝に行くには、次の2つの駐車場が利用できますが、月待の滝はもみじ苑の敷地内にあるので、もみじ苑の営業時間しか見ることができません。
・月待の滝第一駐車場
県道33号の脇にあります(普通車10数台程度、無料)
駐車場から月待の滝までは、徒歩3分程度で、月待の滝に最も近い駐車場です。
・月待の滝第三駐車場(普通車20台程度、無料)
月待の滝第一駐車場より手前にあります。
月待の滝までは、徒5分程度
両方の駐車場とも公衆トイレはありませんので、もみじ苑のトイレをお借りすることになります。
・月待の滝臨時駐車場
月待の滝は紅葉の名所でもあるので、紅葉シーズンは大子町の臨時駐車場が開設される場合もあります。
月待の滝の見どころ
月待の滝は久慈川の支流大生瀬川にかかる滝で、落差17m、幅12mの分岐瀑です。
別名「裏見の滝」「くぐり滝」とも呼ばれるように、滝の裏側からも見ることができる珍しい滝です。
水量が少ない時は二筋の滝(夫婦滝)ですが、水量が多くなると小滝が現れて三筋の滝(親子滝)となります。
このことから、開運・安産・子授けの滝とも呼ばれ信仰の対象となってきました。
月待の滝は昔から二十三夜講の信仰対象となっており、月待の滝と呼ばれる所以です。
二十三夜講とは、二十三夜の月の出を待って多くの人々が集まって供え物をしたり拝んだりする行事で、月待ちの滝では女性達が集まり安産開運祈願をしたと言われています。
月待の滝は信仰の対象であっただけでなく、自然が造った趣のある美しさがあります。
二筋の流れ、時には三筋になって流れるさまは魅力たっぷりです。
雨が多い梅雨の季節は、新緑の中で三筋の美しい流れ、紅葉の季節は周りが紅葉し美しく感動的な流れを観賞できます
冬の氷瀑も予想外の美しさを見せてくれます。
そのため、テレビなどの様々な番組でも撮影に使われるほどで、例えばテレビドラマ「ガラスの仮面」の舞台にもなりました。
月待の滝は、パワースポットとしても人気があります。
滝の裏側には胎内観音や夢地蔵、もみじ苑内には月待の滝七福神が祀られています。
また、滝の内側からは、時間帯や水しぶきの量によって虹が見られる場合もあります。
このような見どころある滝を、駐車場から徒歩3分で行くことができるのも魅力です。
月待の滝があるもみじ苑では、自然の中で滝を眺めながら蕎麦や自家焙煎のコーヒーを味わいゆったりとした時間を過ごすこともできます。
月待の滝ヘの行き方と実際見てきた感想を紹介
ちょっとロマンティックな響きもあり、珍しい裏見の滝が茨城県の大子町にあることが分かり、初秋の10月に車で行って見ることにしました。
常磐自動車道那珂ICを降りて、国道218号を走り、県道33号(常陸太田大子線)を1km位走ると滝に最も近い月待の滝第一駐車場に着きました。
紅葉のシーズンには未だ早かったので、特に待たずに駐車できました(無料)。
駐車場からもみじ苑に続く遊歩道を降りて行くと、3分ほどで月待の滝に到着です。
ほとんど歩かなくて行ける滝は、あまり無いので歩くのが苦手な人や高齢者の方でも気軽に来れると思いました。
大勢の観光客が訪れる近くの袋田の滝と違って閑静な雰囲気で、滝のある庭園とでも言った方がいいような景観です。
月待の滝を正面から見ると、新緑の木々を背景に三筋の流れがカーブを描きながら優雅に流れ落ちています。
水量が少ない時は、三筋の親子滝は見られないようですが、今日はラッキーです。
水が流れ落ちている裏側の岩盤はかなりえぐれて見えますので、裏側にはゆったりとしたスペースがあります。
早速裏側を回って見ることにしました。
滝の右手から階段を降り大きくえぐれた岩肌に沿って進むと滝の流れるを裏側から見ることができるではありませんか!
明るい光が滝の流れを通して入り、表で見た月待の滝とは別の滝のように見えます。
見る時間帯が違うせいか残念ながら虹は見えませんでしたが、虹が見えると又違った雰囲気になると思います。
月待の滝はもみじ苑の敷地内にあるので、全体が日本庭園の趣があり心が和みます。
もみじ苑の横には水車があったり、緑の木々を背景に緋毛氈を敷いた縁台が配置されていたりして、風情を醸し出しています。
時間が無くてもみじ苑の中でゆっくりできませんでしたが、二階のテラス席などからは蕎麦を食べたり、コーヒーを飲みながら月待の滝を観賞することができます。
優雅な雰囲気で閑静な月待の滝を表から、裏側からいろんな角度から写真に納めて帰路に着きました。
・滝の落差:17m、幅:12m
・滝の形状:分岐瀑
月待の滝の周辺観光
月待の滝へ行ったついでに寄ってみたい周辺観光を紹介します。
・姫ヶ滝りんご園
茨城県大子町の豊かな自然の中で育ったりんごを、もぎたての味で楽しめます。
姫ヶ滝りんご園の魅力は、なんといっても自分で選んだりんごをその場で食べられること!
品種も豊富で、食べ比べも楽しいですよ。りんご狩りの後は、もぎたてりんごジュースやお菓子も味わえます。
美しい月待の滝も近く、自然いっぱいの1日を過ごせます。
■所在地: 〒319-3556 茨城県久慈郡久慈郡大子町川山1149
■電話番号: 0295-72-0522
・大子温泉保養センター森林の温泉
茨城県大子町にある「森林の温泉」は、雄大な自然に囲まれた日帰り温泉施設です。
広々とした露天風呂からは、四季折々の美しい景色を一望できます。
内湯やサウナも完備しており、心ゆくまでリラックスできます。
地元の食材を使った食事も楽しめますので、日帰り旅行の際はぜひ立ち寄ってみてください。
■所在地: 〒319-3552 茨城県久慈郡大子町矢田15−12
■電話番号: 0295-72-3200
月待の見どころ、アクセス方法や駐車場は?秋の紅葉も美しい裏見の滝のまとめ
茨城県久慈郡大子町川山にある月待の滝の見どころ、アクセス方法や駐車場についてまとめました。
月待の滝は久慈川の支流大生瀬川にかかる滝で、落差17m、幅12mの分岐瀑です。
珍しく滝の裏側からも見ることができるため、「裏見の滝」「くぐり滝」とも呼ばれています。
月待の滝の見どころは、信仰の対象の側面を持ちながら、木々の緑や紅葉を背景に二筋、時には三筋となってカーブを描きながら優雅に流れ落ちるところです。
滝の周りは庭園のような造りになっていますので、ゆったりとくつろぐことができます。
滝の近くにも駐車場があり、そこに停めると徒歩3分で行けるのも魅力です。
車で行く場合は、常磐自動車道那珂ICから国道218号経由で60分。
周辺観光としては、姫ヶ滝りんご園、大子温泉センター森林の湯などがおすすめ。