松本市安曇番所にある番所大滝の見どころ・アクセス方法や駐車場、実際に見てきた感想をまとめてみました。
番所大滝は、乗鞍高原を源流として梓川へ流れる小大野川にかかる滝で、落差40m、幅11mの大瀑布です。
岩盤の上部からストレートに落ちるのではなく、豊富な水量がゴツゴツとした黒い岩盤を強打して飛び散りながら落ちる様子は他の滝とは違ったダイナミックさを感じます。
この記事では、番所大滝の見どころ、アクセス方や駐車場、番所大滝への行き方や見てきた感想、周辺観光についても紹介しています
番所大滝へのアクセス方法・行き方
番所大滝へのアクセス方法を紹介します。
<車の場合>
長野自動車道「松本IC」を降り国道158号、県道84号乗鞍岳線経由で41.2km、約50分
<電車・バス>
松本電鉄上高地線の新島々駅を降り、アルピコ交通の乗鞍高原行きバスに乗り換え「番所大滝」バス停で下車、約分1時間
・問い合わせ
のりくら高原観光案内所 TEL 0263-93-2147
番所大滝の滝の駐車場は?
県道84号線沿い、国道158号から県道84号に入り10分ほど進むと有料の駐車場があります(普通車20台)。
駐車料金は1回200円(2023年8月現在)で、料金ボックスに入れるスタイルです。
駐車場から番所大滝の滝展望台までは徒歩5分。
駐車場にはトイレ施設があります。
※冬季閉鎖:11月下旬〜4月上旬、「千間淵遊歩道」と併せ立ち入りできません。
番所大滝の見どころ
番所大滝は松本市安曇信にあり、乗鞍高原にある3つの滝の中で最も大きい滝です。
乗鞍岳を水源とする小大野川には3つの名瀑があり、下流の方から番所大滝、善五郎の滝、三本滝があります。
これらの3つの滝は、「乗鞍三滝」と総称されることもあります
番所大滝は駐車場から近いので簡単に行くことができますし、滝好きの方にとっては小大野川沿いに番所大滝、善五郎の滝、三本滝と滝見のはしごができる楽しい滝です。
駐車場からは、ツヅラ折れの遊歩道を下って行くと5分程度で滝展望台に行くことができます。
また、滝展望台からは、大量の水が黒い岩肌にぶつかりながら白く砕けて流れ落ちる様子が大迫力で迫ってきます。
番所大滝の見どころは、なんていっても膨大の量の水が凹凸のある黒い岩はだにぶつかり、砕けて白い波模様が大スクリーンのように目の前に迫ってくるところです
番所大滝の最大のメリットは、駐車場から近く歩いて5分程度でダイナミックな瀑布を見ることができますが、反面番所大滝が流れ落ちる小大野川の渓流の美しさや渓谷の気持ち良さを体感できずに終わってしまいます。
もっと小大野川の自然に触れたいという方は、すぐ近くにある番所小滝や千間淵へのコースも散策されることをおすすめします。
このコースは番所大滝の駐車場の左側の遊歩道から入り、番所大滝、千間淵、乗鞍高原のメインルートを回ってくるハイキングコースです。
行きは20分位で、帰りは道路に出て10分位で回ることができる穴場の散策ルートです。
番所小滝は落差約6mの小さな滝ですが、美しい渓谷と豊かな森林を楽しむことができます。
更に進むと千間淵があり、そこでも同じ大きさ位の滝を見ることができます。
滝の両側は巨大な岩盤が迫っていて、渓谷の美しさを堪能できますよ。
番所大滝を紹介する記事では、この散策コースを取り挙げていないので穴場のスポットです。
番所大滝への行き方と実際見てきた感想を紹介
長野県には行ってみたくなる滝がたくさんあります。
今回は乗鞍高原を流れる梓川の支流小大野川にかかる滝に狙いを定めました。
なぜなら、ここには「乗鞍三滝」と呼ばれる滝があり、滝見のはしごができるからです。
先ずは、小大野川の下流から、番所大滝と善五郎の滝の両方の滝を目指して出発することにしました。
この記事では、最初の訪問先である番所大滝について書いていきます。
番所大滝は二度見に行きましたが、直近ではゴールデンウィークの休みを利用して行きました。
早朝に自宅を車で中央自動車道から岡谷ジャンクションで長野自動車道に入り、ひたすら走ると目的地に近い「松本IC」に着きました。
このインターから国道158号を高山方面に40分ほど走り、県道84号乗鞍岳線に曲がり、10分程度で番所大滝の駐車場に到着しました。
駐車場は20台程度が停められるスペースでしたが、問題なく停めることができました。
1回200円の有料駐車料金でしたので、料金を料金ボックスに投入。
駐車場から番所大滝滝展望台までは遊歩道が整備されていますので、出発です。
歩道を少し下ると分岐があり、番所大滝の展望台に行くには右側を進みます。
左側は番所小瀧や千間淵を巡るコースとなっていますので、お間違えなく。
行きは下り坂で階段と坂道をくねくね降り、5分程度であっけなく展望台に到着しました。
帰りが思いやられる坂道です。
展望台に到着すると前には、水しぶきがかかるほどの近くで大迫力の番所大滝を見ることができます。
すごい水の量が流れ落ちる轟音も聞こえ、全身で番所大滝のダイナミックさを感じることができました。
番所大滝の右手には、板を重ねたような岩の割れ目が見えます。
案内板の説明によると、これは板状節理と呼ばれるもので、この割れ目は乗鞍岳から流れてが冷えて固まるときにできたとのことです。
珍しい岩盤なんですね。
展望台から見る滝は、カメラに収まりやすく正面からの滝をよく写すことができますが、反面色々な角度からの番所大滝を写すことはできません。
滝つぼには近づくことはできないので、感動的な番所大滝の写真を心置きなく撮り収めながら、しばし番所大滝の美しさを堪能しました。
時間の関係で前節の「番所大滝の見どころ」で紹介した番所小滝、千間淵コースへは足を延ばすことができませんでしたが、番所大滝周辺の渓谷の美しさが感じられるところですので、時間を作って行ってみることをおすすめします。
番所大滝の周辺観光
番所大滝に行ったついでに寄ってみたい周辺観光について紹介します。
・畳平、乗鞍岳
乗鞍岳の山頂付近で標高2702mの平たん地で、乗鞍スカイラインの最高地点です。
乗鞍岳への登山のスタート地点になっており、山好きならここから1時間半位で山頂まで登ることができます。
畳平は、夏の一瞬だけ高山植物のお花畑に変わるので、珍しい高山植物に出会えます。
鶴ヶ池・お花畑を巡るハイキングコースが整備されており、7月上旬〜8月中旬頃には高山植物の群生を見ることができます。
なお、マイカー規制により、シャトルバス、観光バス、タクシー、自転車及び許可された車両以外は通行できません。
畳平バスターミナルには、軽食コーナー、展望レストラン、売店がありますので、ハイキングの後はゆっくり休憩ができます。
営業:乗鞍スカイライン3時30分~18時(5月~6月・10月は7時~)、無休
休業:乗鞍スカイライン11月~翌5月14日
・上高地
標高約1500mで中部山岳国立公園の一部、国の文化財にも指定されています。
毎年多くの観光客や登山客が訪れ、絶景を楽しみ自然を満喫できるところです。
穂高連峰をバックに川の清流、美しい池や湿原など絶景スポットがたくさんあり、なんど行っても見飽きることがありません。
まだ、訪れていないのでしたらぜひ行かれることをおすすめします。
5月中旬~6月上旬:新緑と山々の残雪
7月下旬~8月:深緑と梓川の清流
10月中旬~10月下旬:木々の紅葉
番所大滝の見どころ、アクセス方法や駐車場は?水量が多く感度的な滝を紹介のまとめ
長野県松本市安曇番所にある番所大滝の見どころ、アクセス方法や駐車場についてまとめました。
番所大滝は梓川の支流である小大野川にかかり、落差40m、幅11mあるダイナミックな滝です。
こんな素晴らしい滝へ駐車場からなんと5分で滝展望台に行け、そこでゆったりと鑑賞することができます。
水量は多く、ゴーゴーと豪快な音を立てて黒い岩はだにぶつかって白く砕ける様子は迫力があり感動的です。
高速道路から行く場合は、長野自動車道「松本IC」より車で41.2km、約50分で行くことができます。駐車場は雷番所大滝の入口付近口にあり、普通車は20台程度停めることができます(有料)。
周辺観光としては、高山植物に出会える畳平、人気が高い上高地などがおすすめ。
参考になれば嬉しいです。