関東・中部・東北周辺の滝巡り案内

滝はなぜか神秘的だ!滝のある空間で五感をすませば色々なことが 楽しめ、ほっとした気持ちになる。 関東・東海・中部・東北周辺の巡った滝を中心に、滝の見どころや訪れた時の感想、アクセス方法などを案内しています。

滝巡り 東北、渓谷美も素晴らしい!豪快な雰囲気の一休みの滝(福島県、西郷村)

【本ページはプロモーションが含まれています。】

一休みの滝、福島県西郷村

(一休みの滝、福島県西郷村

滝のみどころ

阿武隈川の源流に近い西郷村は、広葉樹の原生林と阿武隈川の渓谷美をたっぷり堪能できるところです。

また、甲子温泉や新甲子温泉にも近いので、新緑や紅葉シーズンは人気のスポットです。

この付近は、阿武隈川とその支流である鳥首川が合流するところで、この上下流には滝がたくさんあるので、滝ファンにとってはたまらないところです。

ここで紹介する一休みの滝はその一つで、鳥首川にかかる滝で比較的に落差が低いですが、水量が多いので豪快に見える滝です。

一休みの滝を流れ落ちる水は、この先ですぐに阿武隈川に合流します。

西の郷遊歩道での阿武隈川

(西の郷遊歩道での阿武隈川

一休みの滝の大きさは、落差約4m、幅10mほどです。

滝の周辺は、西の郷遊歩道と呼ばれる全長3.6kmの遊歩道が整備されていますので、滝を存分に楽しむことができます。

どの滝も遊歩道から行けるようになっていますが、渓谷は深くはしごのような急な鉄階段を登り降りしていくことができます。

一休みの滝のすぐ上流には、夫婦滝がありますので一休みの滝に行ったついでに一緒に見ることができます。

遊歩道にある滝の案内板では、夫婦滝はどこから行くのかわかり難いですが、一休みの滝から上流に登るとすぐ見えてきます。

車で行かれる方は、雪割橋の手前と雪割橋を渡る車道の突き当たりの2箇所に駐車があります。

車は普通者なら20台位駐車でき、駐車料金はかかりません。

駐車場の近くには、公衆トイレもあります。

滝への道のり(紀行文)

紅葉の美しい所で、併せて滝もある場所を調べていたら、これがいいと第一候補に上がったのが、福島県西郷村の西の郷遊歩道です。

西の郷遊歩道は阿武隈川とその支流に近いところにあり、紅葉ばかりか、渓谷美、いくつかの滝郡があってそれらが一度に楽しめるので、滝が好きな私にとっては素晴らしいところであり即決定です。

美しい紅葉を見るには、見頃の時期にいくのが必須です。

西郷村観光協会に電話をかけて見頃の時期を確認、紅葉の見ごろより少し遅めですが11月9日に決定です。

車で出掛けたので、東北道の白河インターを降りて、約15分位で西の郷遊歩道の駐車場に着きました。

駐車場は、雪割橋の手前と雪割橋を渡って少し行ったところの2箇所にあります。

私は、西の郷遊歩道の橋にある駐車場に車を止めました。

西の郷遊歩道をしっかり散策したいという方は、こちらに止めるといいと思います。

奥にある駐車場は、遊歩道の中ほどに位置するので、急いで見て回りたい方におすすめです。

雪割橋を渡って奥の駐車場に続く舗装道路を歩いて行くと、雪割橋展望台に着きます。

ここからは黄色やオレンジに染まった山々の間に先ほど渡った雪割橋を遠くに見ることができます。

雪割橋が望める雪割橋展望台

(雪割橋が望める雪割橋展望台)

私が行ったときは、現在の雪割橋のすぐ近くに新しい雪割橋を建設中でしたので、従来の赤いアーチ状の橋の少し奥に建設中の新しい雪割橋が見えました。

工事中の雪割橋の一部にはカバーがかかっているので、全体の景色としてはやや違和感を覚えました。

遊歩道を更に進むと、黄色やオレンジに染まった紅葉が素晴らしくきれいなところへきます!

西の郷遊歩道の紅葉

(西の郷遊歩道の紅葉)

この辺は晴天だったこともあり、紅葉の色をより鮮明に映し出します。

紅葉のトンネルの中を散策するのも格別です!

遊歩道は回り込んで、今度は阿武隈川の支流である鳥首川の側を歩くようになります。

遊歩道と舗装された道路が交差する当たりは鳥首川をまたぐ橋が架かっており、橋の上からかなり下方におろちが滝が見えてきます。

ここら辺の遊歩道は”せせらぎの小道”といって、おろちが滝、夫婦滝、一休みの滝を続けて楽しむことができます。

西の郷遊歩道のせせらぎの小道

案内板の説明では、

・おろちが滝

滝の姿があたかも大蛇(おろち)のように曲がりくねっていることから名付けられた滝

・夫婦滝

2つの大小の滝が仲睦まじい夫婦に見立てられ、名付けられた滝

・一休みの滝

鳥首川最後の滝、ここで一休みして、一気に阿武隈川へ流れるため名付けられた滝とあります。


おろちが滝も他の滝と同様にかなり急な鉄階段やはしごがかかっているので、間近まで
降りることができますが、結構急傾斜だったので断念し上から見るだけに…


上から見ると確かに滝のようになっているところがあります。

さらに進むと夫婦滝の真上あたりに滝見台があり、夫婦滝を上から見下ろすことができます。

上から見ると滝の上下関係がほとんど分かりませんし、木々も視界を邪魔して夫婦滝であるのかもよく分かりませんでした。

次は一休みの滝を目指します。

途中に気持ちのよさそうな芝生と東屋があり、ここでしばらく休憩を取ります。

西の郷遊歩道の東屋

(西の郷遊歩道の東屋)

ここで元気を回復して、一休みの滝へ、

案内板に従って川底の方へ鉄階段による遊歩道を下っていくと、紅葉が映えた素晴らしいところに出ました。

<h3 style="border-bottom: 1px solid #715c1f; border-left: 10px solid #715c1f; padding: 7px;">

(鳥首川と阿武隈川の合流地点)

紅葉ときれいな水をゆったりと湛えた阿武隈川の流れです!

この景色も感動しました。

ここは、支流の鳥首川が阿武隈川に流れる合流地点でした。

一休みの滝はこの辺にあるはずです。

降りてきた方向から右側の方向に進むと、一休みの滝が見えてきました。

思ったより水量は少なかったですが、V字状になった岩盤から流れ落ちその下で逆くの字状に曲がって流れる水には迫力がありました。

一休みの滝

一休みの滝

滝に近づいてみると、さらにその向こうに滝が見えます。

何と、上からでは流れる様子がよく分からなかった夫婦滝が見えるではありませんか!

滝に向かって右側が大きな流れ、左側が小さな流れで比較的静かな流れです。

夫婦滝

(夫婦滝)

いっぺんに2つの滝を見ることができ、何か得した感じで滝との語らいを楽しみました。

夫婦滝と一休みの滝を楽しんだ後は、阿武隈川の河原に戻りコバルトブルーになっている流れを心行くまで眺め、次の目標である「熊のすべり台」という名の滝へと向かいました。

「熊のすべり台」については、こちらの記事をご覧ください。↓

阿武隈川の渓谷美を堪能!ちょっと変わった名前の「熊のすべり台」(福島県、西郷村)


■所在地

福島県西白河郡西郷村大字鶴生字狸久保

■駐車場(2ヶ所、無料)

■公衆トイレ:あり

■滝の種別・落差

直瀑、高さ4m、幅10m

一休みの滝へのアクセス方法

<電車の場合>

JR東北新幹線新白河駅から新甲子温泉行きバスで約30分、老人センターで下車

<車の場合>

東北動車道白河ICを降りて、国道289号で約15分

・問い合わせ

西郷村観光協会 TEL.0248ー25ー5795

周辺観光

周辺観光の案内については、「熊のすべり台」での記事で紹介しています。↓

阿武隈川の渓谷美を堪能!ちょっと変わった名前の「熊のすべり台」(福島県、西郷村)