関東周辺の滝巡り案内

滝はなぜか神秘的だ!滝のある空間で五感をすませば色々なことが 楽しめ、ほっとした気持ちになる。 関東周辺の巡った滝を中心に、滝の見どころや訪れた時の感想、アクセス方法などを案内しています。

土湯温泉からほど近い観光スポット、思いの滝(福島県、土湯温泉町)

思いの滝、土湯温泉町

(思いの滝、土湯温泉町)

滝のみどころ

思いの滝は、土湯温泉町にある女沼(めぬま)から600mほどのところにあり、吾妻山の南東麓に源がある塩ノ川にかかる段瀑です。

2段の構成で落差は約20mです。

塩ノ川は荒川に流れ込み、荒川は阿武隈川に合流する水系です。

滝の名前は、ここで起こった悲しい話に由来しているとされています。

戊辰戦争の時の会津城落城の際、若武者と姫がこの地まで逃げ延びてきたが、若武者は重傷を負っていてこの地で力尽き、それを悲しんで姫も若武者を追って、この滝に身を投げたという悲話です。

なお、姫ではなく里娘という説もあり真偽のほどはどちらなのか分かりません。

滝の近くにある環境庁福島県による看板には以下のようになっています。

思いの滝のいわれ

(思いの滝のいわれ)

”この滝はふた筋の滝が折り重なってひと筋の滝になっており、新緑、紅葉のころには他には見られない美しさを呈します。

滝の名称は、会津落城の際の里娘と若武者との恋物語に由来しています。

滝の入口近くには作者不明の古碑があり、

「行きて見ば後も思ひの滝つなみ かかるながめを余所にすな人」と書かれています。

また、文化・文政~江戸末期頃に土湯徘徊同人であった如柳(土屋房吉)は、
「川音の かすかにとどく 若葉哉」と詠んでいます。

環境庁福島県)”

思いの滝に行くには、女沼の沼畔にある遊歩道を進み20分位歩きます。

途中観瀑台がありますが、木々の枝や葉が邪魔して見通しが良くありません。

少し進むと沢まで下りる道がありますので、下りて近くで見た方が滝の迫力を感じることができます。


この辺は女沼(めぬま)、男沼(おぬま)、仁田沼(にだぬま)の3つの沼があり、かつ女沼の近くにはここで紹介する思いの滝もありますし、自然が豊かで春の水芭蕉カタクリ、新緑、秋の紅葉まで散策が楽しめるハイキングコースが整備されています。

男沼・女沼のハイキングモデルコースは、仁田沼駐車場に車を停めて、男沼→仁田沼→思いの滝→女沼→つつじ山公園→仁田沼駐車場のコースで約7km、3.5時間のコースです。

全部回るのが大変という場合は、一番大きな女沼の周辺散策、思いの滝散策でもかなり充実したハイキングが楽しめます。

紅葉が美しい女沼

(紅葉が美しい女沼)

この辺は四季を通していいところですが、特に秋の紅葉とキラキラ輝く沼の水面とがよくマッチして、とてもすがすがしくとても気持ちの良いところです。

 

是非、女沼と思いの滝、時間があれば男沼のセットで散策することをおすすめします。

駐車場は、女沼のすぐ近く、つつじ山公園、仁田沼駐車場があり無料で駐車できます。

なお、仁田沼駐車場からは男沼や仁田沼までは徒歩30分位かかります。

滝への道のり(紀行文)

今回の滝紀行の目的は、女沼周辺の紅葉と女沼のすぐ近くにある「思いの滝」を巡ることです。

紅葉の時期としてちょうどよさそうな11月の文化の日、天候は晴天、明るい陽の光で紅葉の色が映える絶好の日和でした。

女沼は、伝統ある特産品「土湯こけし」でも有名な土湯温泉から3.5km位離れとところに位置しています。

女沼の湖畔にある駐車場に着いたのは14時過ぎ、紅葉が素晴らしいと聞いていたので駐車場もさぞ混んでいると思っていたのですが、停まっていた車は数台で安心しました。

カメラを担いで、先ずは女沼湖畔の散策。

西に傾きつつある太陽が女沼の湖面を照らし、キラキラと輝き、湖畔にある色づいた広葉樹と水の青との対比は素晴らしいものがありました。

紅葉が素晴らしい秋の女沼

(紅葉が素晴らしい秋の女沼)

晩秋の紅葉の湖畔もかなり絵になります。

湖畔に沿って遊歩道がしばらく続きますが、どこから眺めても女沼の美しさは格別です。

やがて「思いの滝」への道標があり、湖畔から離れるように進みます。

思いの滝への道標

女沼の駐車場からこの道標までが、0.3km、ここから思いの滝までが0.1km表記されて
いました。

思いの滝がかかる塩ノ川が見下ろせる位置にくると観瀑台があるのですが、写真のように生い茂った枝が邪魔してよく見えませんでした。

観瀑台からみる思いの滝

(観瀑台からみる思いの滝)

やはり近くによって見るのが一番ですので、もう少し進むと塩ノ川に降りていく道があります。

下にも、展望台があり二段になった滝が見えました。

なかなかいい雰囲気の段瀑です!

ただ、展望台にはフェンスが張りめぐらされていて、危ないからこれ以上入るなとの表示があります。

また、上段が望めそうな位置には東北電力の施設があり、上段の滝がよく見られないのは残念なところ。

川を渡り対岸の方に行けば見えるのかもしれませんが、渡渉の準備もしていませんので今回はあきらめです。

フェンス内側で写したベストショットを2~3紹介します。

思いの滝、土湯温泉町

(思いの滝、土湯温泉町)

思いの滝、下段

(思いの滝、下段)

 

思いの滝、上段

(思いの滝、上段)

紅葉が映える女沼と思いの滝をしばし堪能して、今夜の宿のある土湯温泉へと向かいました。

■所在地:〒960-2157 福島県福島市土湯温泉町字女沼頭

■駐車場:あり(無料)

■トイレ:あり

■滝の種別・落差

段瀑、落差約20m

思いの滝へのアクセス方法

<車の場合>

東北自動車道、福島西I.Cから国道115号線に入り土湯温泉を経由して約30分

<バスの場合>

JR福島駅から福島交通バス土湯温泉行「土湯温泉」(45分)下車、徒歩1時間(女沼)

・問い合わせ

土湯温泉観光協会 TEL.024-595-2217

周辺観光

・浄土平

浄土平の湿原

(浄土平の湿原)

磐梯吾妻スカイラインのほぼ中間にあり、標高は1600m。

一切経山と吾妻小富士に挟まれた湿地帯にはイソツツジやイワカガミなど多数の高山植物があり、木道も整備されているので自然に触れることができます。

湿原散策は、一周約1km、20分程度

浄土平にきたら立ち寄りが必須といわれているビジターセンターの前には、吾妻小富士があり浄土平駐車場から10分程度で火口壁に立つことができます。

晴れた日は浄土平の全景を見ることができ、とても素晴らしい景色です。

■浄土平ビジターセンター所在地

福島県福島市土湯温泉町鷲倉山
磐梯吾妻スカイライン中間地点)

TEL:0242-64-2105
(冬期は閉鎖)

■料金:無料

■営業時間

公開:9:00~16:00 最終入館15:45

休業:冬 スカイライン閉鎖期間(11月中旬~4月上旬)

土湯温泉街歩き

こけし発祥の地、土湯温泉

こけし発祥の地、土湯温泉

土湯温泉こけし発祥の地ともいわれる歴史ある温泉で、宿泊するだけではもったいないところです。

土湯温泉の温泉街には、見どころやビューポイントがいくつかあるので、お散歩感覚で街歩きが楽しめます。

巨大な木製こけしの展示、荒川の支流東鴉川(ひがしからすがわ)の渓谷美を一望できる癒しのポイント滝のつり橋、福島市指定民族文化財の「木造聖徳太子立像」が奉られている聖徳太子堂など見どころがたくさん。

疲れたら無料の足湯もいくつかありますので、足湯も楽しめます。

あつあつの蒸かし饅頭が食べられるお店で休憩しながら、散策ができます。

土湯温泉観光協会所在地

福島県福島市土湯温泉町字下ノ町22-1

TEL:024-595-2217